一般例会No.603

播磨・鎌倉山行者道(452.4m)例会記録

概要

『播磨の名刹普光寺の周辺山稜を回るルートで多くの石仏がまつられています。』

日時

2019年6月23日(日)

天候

晴のち曇り

担当

杉本康夫、前田守

集合

7:30 阪急梅田駅3F改札口前(7:40発 特急・新開地行き乗車 新開地駅8:16着乗換 8:22発神戸高速・粟生行き乗車 粟生駅9:31着乗換 9:36発JR加古川線西脇市行き乗車 9:46社駅着)

行程

社駅⇒(タクシー)河内バス停付近登山口~愛宕神社~大天井~柳峠~鎌倉山~河内町公会堂⇒(タクシー)北条町駅

参加者

保木道代、寺島直子 ・・・ 計4名

10:50 リーダーより出発前の挨拶、メンバー4人でちょっと寂しい。

登り始めて直ぐに護摩堂に着く。1796年に創建されてその後再建されたもので、崖の斜面に建っている

急斜面の登りに、落ち葉が積もっていて意外と登りにくい

釈迦如来像。この様な石仏が次々と現れ思わず合掌をする。

登山者も1組だけしか会わず、新緑の中静かな山行だった。

周りには何もないが、大天井(鉢尾峰)は中世の山城跡で丹波路が一望できる戦略の要所だったそうです。

大日如来石仏。立派な石仏が有るが、今でも行者は参っているのだろうか?

丹波路は曇っていてよく見えない。

多可郡に通じる柳峠。人の行き来がなくさびれている。

14:15 鎌倉山山頂で休んでいると、小雨が降って来て急いで下山準備をする。

鎌倉山の法起菩薩像。ここで護摩を焚いて雨ごいをしたそうです。

鎌倉山山頂からはあいにくの曇り空で、明石海峡大橋や瀬戸内海が、曇って霞んでいた。

西の覗き。立入禁止になっていて近づけないが、昔はここで修行の1つとして覗きをやっていたのだろうか。

下山途中にある鎌倉寺。729年開山して現在の本堂は1816年に再建されたと言う、歴史がある寺だが、人気がなく寂しい。

15:20 登山口に着く。ここから15分歩いて、迎えのタクシーを待つ。

 鎌倉山行者道は明治になってから普光寺住職により鎌倉山に連なる峰々に開かれたそうです。

 「鎌倉山行者道」の標識と道標のある民家の横を抜け、余り人が歩いていないような道を登っていくと山岳宗教的な手作りっぽい行者像が現れる。不動明王像や普賢菩薩像から鎌倉山まで色々な菩薩様の像が現れ、行者道を感じられます。東ののぞきまでの道のりではあちらこちらで普光寺に降りられるように道が付けられている。東ののぞきに立てば遮るものが何もなく眼下には河内町や加西市の街並みが一望の下見渡せる。陽があたるところでは暑いがルート全体が樹林の中なので風が吹くと気持ちが良い。柳峠付近で2人連れの登山者にすれ違った以外誰とも会わず静かな山行でありました。鎌倉山の山頂には「法起大菩薩」の像が奉られていました。そこには屋根付きの椅子があり双眼鏡が設置してあり無料で覗けるようになっていました。ここからは六甲の山並みや明石海峡大橋、淡路島まで望まれます。

 鎌倉寺は手入れはされているようですが、参道の石段は少し荒れていて歩きづらいです。獣よけの柵をくぐると鎌倉谷に出て田植えの終わった田圃が目に優しく映ります。

 天気予報では昼過ぎに一時雨の予報が出ていたが予報通り一時的に雨が降りすっきりした天気ではなかったのが残念です。

記:杉本 写真:前田(守)