一般例会No.622

高野七口・京大坂道~高野三山(転軸山・楊柳山・摩尼山)
「近畿の山リレー登山No.8」例会記録

概要

『学文路から高野山に至る道は、江戸時代「京大坂道」とも呼ばれていました。今、極楽橋までは舗装されていますが、極楽橋から女人道に至る不動坂は最近復活整備され、往時不動坂中の難所とされた「いろは坂」や罪人を突き落としたと言われる「八丈転かし」を通って高野三山に登ります。』

日時

2019年12月22日(日)

天候

曇り

担当

杉本康夫、西村晶

集合

8:40 南海高野線・極楽橋駅(南海・難波駅7:00発 橋本行き急行乗車⇒7:50橋本駅着 7:55発 極楽橋行き乗車⇒8:34極楽橋駅着)

行程

極楽橋駅~いろは坂~不動坂口女人堂~黒河口女人堂跡~転軸山~子継峠~楊柳山~摩尼山~奥の院~奥の院前バス停⇒高野山駅

参加者

板谷佳史、佐野雅美、安岡和子、保木道代、前田守、喜多田恵美子、片山純江、大森朋江、上野あさみ ・・・ 計11名

8:35 南海高野線・極楽橋駅で本日のコースと注意事項の説明。

朱色の極楽橋を渡る、天候は曇り。

少し登り始めた所で上着を脱ぐ。

9:30 女人堂に到着。

10:40 車道を少し歩いてから転軸山に向かう登山道に入る。

11:10 転軸山915mに到着。

楊柳山方面に向かう登山口。

11:45 子継峠で小休憩 少し寒くなって来ました。

12:40 楊柳山1008m 展望が望めない頂上でした。

13:25 摩尼山1004m これで高野三山を登りました。

摩尼峠を右に折れて奥の院に下る。

14:00 奥の院に到着後 奥の院バス停に向かう。

 高野七口と呼ばれていた高野山に入る参詣道は、今はほとんどが舗装された道になっていて登るには興味半減です。その中で京大坂道のうち舗装されていない極楽橋から不動坂口女人道へを登ることにしました。南海電鉄の極楽橋駅を出てすぐに赤い橋の極楽橋が現れる。橋のたもとにはお地蔵様が編み笠をかぶせてもらい旅人の安全を見守っておられるようです。しばらく登るといろは坂に着く。ここは「四十八曲がり」とも呼ばれ高野山に向かう参拝者の前に立ちはだかる最大の難所であったそうです。いろは坂を過ぎた頃からは足下から谷底までの急斜面になり罪人を突き落としたと言われる「八丈転かし」はこのあたり一体がそうかなと思える。黒河口女人堂跡からは高野町の町中歩きです。転軸山への取り付きから山道になり三山とも標高差200mほどの登り下り、それぞれ20分ほどで楽しく歩けるコースであります。

 午後から雪の予報が出ていましたが摩尼山頂で少しパラついたものの雨具もいらず三山を回り終えました。最後に弘法大師御廟にお参りをして解散としました。

記:杉本 写真:西村(晶)