一般例会No.647

高野参詣道・町石道 例会記録

概要

『高野山の玄関である慈尊院から180の町石を辿り根本大塔まで歩きます。』

日時

2020年8月30日(日)

天候

晴れ

担当

杉本康夫、山倉康次

集合

8:10 南海高野線・九度山駅(南海・難波駅7:00発 橋本行き急行乗車 7:50橋本駅着 7:55発 極楽橋行き乗車 8:06九度山駅着)

行程

九度山駅~慈尊院~六本杉~二つ鳥居~笠木峠~矢立大門~根本大塔⇒(バス)高野山駅

参加者

板谷佳史、西村晶、西村美幸、佐野雅美、喜多田恵美子、中川由紀、森本善博、森本咲穂、渡辺健、前田守、安岡和子、牧村市和、河合幸夫、飯尾廣子、村木とも子、堀千秋 ・・・ 計18名

8:10 九度山駅前にて出発の挨拶

道路標識も今日の行程距離(22Km)とほぼ同じです

8:40 慈尊院到着

名高い九度山柿畑の中を6本大杉を目指します

9:30 日差しを避けて2回目の休憩、皆さん暑さに閉口

10:15 スギ林の中日差しを避けて休憩

10:50 六本大杉に到着。行程のほぼ三分の一です。まだまだ先は長いですね

11:20 二つ鳥居着

11:40 神田地蔵堂にて昼食休憩

神田地蔵堂からの里の風景

13:40 矢立で道路を横断します、自販機で飲料水補充のメンバー

14:40 再び道路横断して休憩、大門への登りに備えます

16:05 大門へもう少しの登りです

16:08 大門前にて、全員無事完歩です

16:20 町石道一町一番石到着。因みに1町は約109mです、九度山まで約190町、約20Kmでした。当時の測量方法が分かりませんがかなり誤差があると思います。ガイドブックでは慈尊院まで180町となっています

16:20 ゴールの根本大塔に到着、ここで解散

 九度山駅の改札口を出ると肌を刺すような太陽が頭上に輝いてうんざりします。日差しを遮るものがなくコンクリート舗装された柿畑の道が余計に暑さを感じます。この暑さから逃れるため展望台はスルーです。160町石からは杉木立の中を進むようになると幾分か暑さをしのげるようになりました。約2時間で木陰のあるところで休憩するが、灼熱地獄のような状況に閉口、このまま続行して大丈夫かなと思うほどです。

 神田地蔵堂ではお堂の周りの日陰にへばり付くようにして休憩するが、目の前にはのどかな田園風景が望まれ気持ちが癒やされ金剛峯寺まで頑張ろうと言う気持ちになります。車の音が聞こえると矢立峠に到着です。予想以上の暑さで用意していた水分も心許なくなりここの自販機で水分補給です。このときほど自販機のありがたみを感じることはなかったです。

 矢立峠から金剛峯寺まであと60町石2時間です。最後の坂を上り目の前に大門が飛び込んでくると感激で満足感が湧いてきます。慈尊院から金剛峯寺まで180町石、酷暑の中誰も途中離脱することなく全員歩き通したことは非常に意義深いことです。みなさんたいへんお疲れさまでした。

記:杉本 写真:山倉