一般例会No.717

湖北・東山(595m)例会記録

概要

『琵琶湖北端の半島にある「東山」に登り、琵琶湖岸4kmに800本の桜が咲き誇る「日本の桜名所100選」海津大崎に下山します。』

日時

2022年4月3日(日)

天候

曇り

担当

野原勇、森本善博

集合

7:30 JR大阪駅中央改札口前(7:45発新快速・敦賀行き乗車 9:31永原駅着)

行程

永原駅~黒山集落~万路越~峰山~東山~大崎寺~(桜並木)~マキノ駅

参加者

佐野雅美、安本嘉代、前田守、三原秀元、安岡和子、中原正治、中原俊子、安本昭久、大森朋江 ・・・ 計11名

9:45 JR永原駅 出発前に本日の行程等説明

10:00 黒川集落を通り過ぎ登山口の獣害防止ゲートに向かいます。

10:15 獣害防止ゲート通過後しばらくはこのような林道が続きます。足元には杉の枝が積もっていました。

所々雪が残っていました。この山は最近登られていないのか足跡がほとんどない。

11:10 万路越(峠)のお地蔵さま

稜線から西方を見ると、雪をまとった高島トレイルの山々(赤坂山や大谷山等)が遠望できます。

今年の冬、滋賀県は降雪が多く樹林帯では雪がいたる所に残っています。

12:05 峯山頂上、昼食タイム。この場所は倒木が多くベンチに最適です。

再び残雪の中を進みます。この辺りはブナの木が目立ちます。

13:20 竹生島展望所から見た竹生島。この島には国宝「都久夫須麻神社」があります。

13:45 稜線の最高峰、東山(595m)頂上に到着です。

琵琶湖畔目指し下降。

竹生島へ行く船、帰る船がすれ違います。

15:55 やっと遊歩道に下りてきました。

16:10 湖周道路を一路マキノ駅を目指す。満開の桜を期待しましたがまだ「蕾」状態、残念。

16:45 帰路、琵琶湖畔から振り返った東山遠望。標高は低いが堂々とした立派な山です。JRマキノ駅17:05頃到着、解散。お疲れ様でした。

 この「湖北・東山」例会は過去3年連続で小椋さんが計画していましたが、「雨天中止」や「コロナ禍中止」で実施未済となっていたもの。「三度目の正直」ならぬ「四度目の正直」として計画しました。

 永原駅で身支度を整えスタート。JRのガード下を通り黒山集落へ。直ぐに集落の外れにある小さな牧場(馬が2頭、小さい馬ポニーの可愛い目が印象的でした)に行き着く。そのまま直進、獣害防止用ゲートを開けて所々に残る残雪を踏んで万路越を目指す。万路越は地形図を見ると5方向に分かれる峠でお地蔵さまが安置してありました。

 ゲートから万路越を越えて493mの小ピークまでは登り一方だが、それ以降東山までは登り下りが適度にあって体力的に楽。獣害防止のビニール紐が巻かれたスギやヒノキなどの樹林を歩き峯山(531m)で昼食、ベンチ代わりになる倒木が多い。昼食後、566mのピークにある竹生島展望所(電波反射板あり)に向かう。ここは樹木が切り開かれているので竹生島が手に取るようにハッキリ見えました。

 竹生島展望所から東山(595m)のピークへ向かう。途中東山北峰を経て東山の頂上着。東山頂上から下るコースを間違え、激下りした急斜面を登り返すミスをしてしまった。原因はネットで調べた状況(落ち葉に覆われた急斜面を降りる)と木に巻かれたテープに頼ったこと。途中GPSで確認すると予定したコースを外れている。そのまま下っても道路に降りることは確信できましたが地形図で確認すると傾斜がより強い箇所があり安全のため引き返す。稜線間近でトラバースし登山道に復帰。その後は間違えることなく海津大崎の遊歩道に到着しました。

 この例会は登山中誰にも会わず静かな山歩きができました。ネットで検索すると落ち葉だらけの急斜面を下ると記録している記録が多いが、これはコースミスをしていると思われます。この山は壁がないので無理すればどこでも下れますが、気を付けていれば間違いようのないコースです。但し、万路越から下山口までは倒木だらけで、落ち葉も大量、スリップしないよう慎重に歩くことが必要です。遊歩道に下りた後は、大崎寺を経て、大音量の鳴り響く売店が集まった湖周道路に降り立ち一路マキノ駅へ向かう。途中花見団子の販売店が多数ありました。

 今回は山だけでなく、花見も欲張りましたが桜の方はサッパリ。彦根地方気象台が滋賀県の開花宣言をしたのが3日前。ここ海津大崎は彦根よりも遅くてほとんどの桜はまだつぼみ状態、1週間遅ければ満開近し、2週間遅ければ桜吹雪の中を歩けたのではないかと思った次第です。

記:野原 写真:森本(善)