一般例会No.807 |
六甲 五助堰堤から東お多福山(697m) 例会記録 |
概要 |
『住吉川を辿り、五助堰堤を経て春爛漫の芦屋川を堪能します』 |
日時 |
2024年4月7日(日) |
天候 |
晴れ |
担当 |
飛田、野原 |
集合 |
8:45 阪急・御影駅改札口前 |
行程 |
御影駅~五助堰堤~東お多福山~東お多福山登山口 |
参加者 |
池田、大森、上野、駒井、佐野、中村、中山、西村(美)、西村(晶)、原(正)、原(康)、森本(善)、森本(咲)、武藤(体験)・・・計16名 |
8:50阪急・御影駅前での出発前のリーダー挨拶 |
昭和13年7月発生の阪神大水害(六甲山の崩壊2700か所超え、三宮駅前も1m50㎝の水につかり、死者・行方不明者715名という未曽有の大災害)の「洪水水位の碑」 地形図を見るとこの場所の標高は115m、こんな所まで水害にあったということです。「天災は忘れた頃にやってくる」と言われます。危機感は常に持って置きたいものです。 |
9:55登山口に入ったポイントで飛田リーダーから、次のポイントまでの標高差・所要時間等の課題が出されました。ここから3~4人の小グループに分かれて先頭を交代します。 |
ポイント毎に飛田リーダーから課題が出され、地図とにらめっこです。 |
満開の桜の下を進みます。五助堰堤は目の前です。 |
10:30五助堰堤(ダム)到着です。 |
五助堰堤上部の木道。この六甲山最大の砂防堰堤が作られた経緯は阪神大水害の再発防止。当初は30mの高さの壁だったというが昭和42年7月の豪雨で土石流が発生、一夜にして土砂で埋まったという。自然の力というのは恐ろしいの一言です。 |
石畳の道 |
11:40西お多福山との分岐で昼食タイム |
土樋割峠から東お多福山への登路はクマ笹の道です。 |
13:25土樋割峠から東お多福山への登路はクマ笹の道です。 |
ツェルト6張を使った設営体験です。ツェルト一つあれば安全登山のレベルが確実にワンランクアップします。 |
14:10ツェルト設営体験を終え、東お多福山登山口バス停を目指して下山です。 |
V字にえぐられた道を下ります。 |
14:40東お多福山登山口バス停到着、リーダーから解散の挨拶です。読図は一朝一夕には身に付きません。今日教わったことを忘れず実践しましょう。 |
芦屋川バス停横の河原ではお花見の真っ最中。桜の季節、芦屋川がこんな情景となっていたこと初めて知りました。新鮮な驚きです。 |
その昔の「国民体育大会大阪府予選会」は”蓬莱峡ー船坂峠ー東六甲縦走路ー住吉川ー五助堰堤”のコースで縦走競技が行われていました。それ以来の住吉川五助堰堤でしたが、当時の広い河原とは打って変わって雑草が生い茂っていました。寒気の南下で幸いにも予想よりも遅れた桜がコース全般で愛でることが叶い、柔らかい日差しの中、予定していた読図とツエルト設営を行う事ができました。読図は、要の概念図の作図、西偏角度、谷筋の右岸と左岸、磁北線、コンパスの使用方法、緯度・経度の読み取りと距離の換算及び標高の読み取りを課題地図とGPS情報を元に算出していただきました。また、1時間モデルをベースにコースの所要時間の予測も行っていただきました。常に現在地の確認とコース中の目標物のチェックを行い地図を読みこなせるようになっていただきたいと願っています。ツエルト設営は、東おたふく山の頂上付近で緊急時の防風対策時の使用法とフォアキャスト・ビバーグ時の設営を行いました。山では何が起こるか分かりません、いざという時に命を守るに必要な装備の持参とその使用法に習熟しておくことの大切さを理解してくれればと思います。 |
記録: 飛田 写真:野原 |