一般例会No.814 |
六甲・摩耶山(読図講習) 例会記録 |
概要 |
『登山の基本、読図の基礎講習(座学・実践)を行います。』 |
日時 |
2024年5月12日(日) |
天候 |
曇りのち雨 |
担当 |
野原、小椋(勝) |
集合 |
8:00阪急・梅田駅3F改札口前(8:10発 特急・新開地行き乗車、西宮北口駅乗換、8:25発 神戸三宮行き乗車、8:40王子公園駅下車) |
行程 |
(午前中:座学)神戸登山研修所にて机上講習 (午 後:実践)降雨のため実践登山は中止 |
参加者 |
駒井、島野、中原(正)、池田、祓川、佐野、翁長・・・計9名 |
神戸登山研修所到着 |
講義前準備中 |
資料が行き渡り講義の始まり |
一生懸命です |
コンパスの扱いを真剣なまなざしで行う ベテランは余裕です |
神戸登山研修所にて。雨模様となり解散 |
帰り道の王子スタジアム 同志社Vs関西学院 フットボールの試合 チアガールがまぶしい |
王子公園駅にて解散の挨拶 |
6年ぶりの神戸登山研修所、施設利用申込方法も研修所直接から神戸市役所のネット経由に変更されていました。結構需要があるようで早期申し込みが肝要です。 今回使用した資料は前回(6年余り前)の読図講習に使用したものを、開催前日まで手を加え全面修正したものを使用しました。配布した37頁の小冊子は「口頭説明なしでも読めば理解できる」ことを狙って作成しています。また実践登山に使用する地形図として国土地理院からダウンロードして、コンビニでプリントアウトした「電子地形図25000」を配布しました。 今回の講習対象者は地形図を読めない人という前提で進めました。先ず地形図の入手方法から始まり、真北と磁北、地形図と登山地図の違い、概念図の作り方、コンパスの説明、磁北線の引き方、地図記号、コンパスの構え方等説明。その後に読図の核心説明に入り地形図の正置(整置)、現在地確認方法、進行方向の決定、山座同定、GPSの基本と限界、各種のGPSアプリ説明、隠れた小ピーク(説明と練習問題回答)、電子地形図の入手方法・・・等幅広く説明させていただきました。 地形図とコンパスを使った読図ができないと、登山地図やGPS頼りの登山となってしまいます。ここ数日、太陽表面の爆発によって引き起こされた「太陽フレア」による「磁場の乱れ」が大きなニュースになっています。北海道だけでなく京都や兵庫の日本海側でも見られたというオーロラはロマンチックですが、この「磁場の乱れ」によってGPSは大きな影響を受けます。GPSが使えない状態、表示誤差が大きな状態になっても慌てないように地形図とコンパスは使えるようになっておきたいものです。 一通り午前中の座学を終え昼食。昼食後、実践登山に移ろうと研修所を出ると無常にも雨。歩くだけの登山であれば少々の雨なら実施しますが、地形図やコンパスを使った講習は出来ません。残念ですが中止と決定しました。今回できなかった実践登山はルートを一部変更して後日改めて追加実施します。乞うご期待。
|
記録: 野原 写真:小椋(勝) |