一般例会No.824

京都北山 桟敷ヶ岳(895.7m) 例会記録

概要

『京都市内からも望められ京都北山の代表的な山です。隠棲された惟喬親王が都を懐かしんで桟敷を敷いて山頂から国見をしたことから「桟敷ヶ岳」と呼ばれるようになったと言われています』

日時

2024年7月21日(日)

天候

曇り時々晴れ

担当

杉本、野原

集合

7:15 JR大阪駅中央改札口前(7:30発 新快速・近江塩津行き乗車⇒7:59京都駅着下車乗換~8:07発 京都市営烏丸線・国際会館行き乗車⇒8:20北大路駅着下車~8:40雲ケ畑バスもくもく号乗車⇒9:10君ヶ畑岩屋橋バス停着下車)

行程

君ヶ畑岩屋橋バス停~志明院(しみょういん)~薬師峠~桟敷ヶ岳~岩茸山~薬師峠~大森キャンプ場~小野郷バス停

参加者

中村、前田、中山、上野、大森、三原・・・計8名

8:40北大路駅前から雲ケ畑岩屋橋まで運行している雲ケ畑バス・もくもく号(9人乗り)に乗車、乗客は我々だけでした。

9:20出発前にリーダーから行程等の説明がありました。

登山口のある「志明院」まで車道を進みます。因みに「志明院」は宮崎駿監督の「もののけ姫」のモデルとなった地ということです。

9:55志明院手前の右側の登山口をスタート。

薬師峠まで主として沢沿い、時期的にヒルの住処を通るような登山道です。

10:30薬師峠手前にある六体のお地蔵さま。

広い尾根上のなだらかな道が続きます。下りではうっかりすると迷いそうなルート。

11:45岩茸山頂上、展望はありません。

桟敷ヶ岳頂上まであと一息。

12:30桟敷ヶ岳頂上で前田さんから、山名の由来等の説明がありました。天皇の第一皇子として生まれながら皇位を継承できなかった失意の「惟喬(これたか)親王」が山頂に桟敷を設け、都を眺望したという逸話による。

桟敷ヶ岳で集合写真を一枚パチリ

桟敷ヶ岳南側にあった鉄塔から西方を望む。送電線が遥か彼方まで伸びています。

色鮮やかなきのこが生えていました。「タマゴタケ」か? 「タマゴタケ」なら食用だが、全く自信がない。

薬師峠から大森リゾートキャンプ場へ下降に取ったルート。気を抜くと滑落しそうな斜面を下りました。

15:25キャンプ場から続く車道をバス停目指し延々と歩きました。今日の京都は最高気温が37.9度だったそうです。下山後の長い車道歩きは我慢一択です。

16:45バス停到着、解散です。体温を超える炎天下の登山、参加の皆様お疲れ様でした。

北大路駅前からのもくもく号の乗車は私たち8人だけで貸切状態です。君ヶ畑岩屋橋バス停で下車して志明院までの舗装道路も汗が流れ出てきてこの先暑さが心配になる。街中は熱中症警戒アラートが発令されている。京都北山はヤマヒルと暑さで有名な山だ。志明院から薬師峠までは沢中を右に左にと徒渉を繰り返す。近年の北山は人気がないのかルート上の踏み跡が薄くルートファインディングが必要になる。沢中のルートなのでまだ暑さは気になるほどのことはない。薬師峠からは尾根道になるが沢道のお土産ヒルが服の中から顔を出す。薬師峠から2時間で桟敷が岳に到着。山頂は木陰に入ると暑さはしのげる。惟高親王が京の都を懐かしんだと言われる眺望は今、樹木が茂りあまり良くない。薬師峠まで戻り大森キャンプ場へ下る登山道も林道も最近の風水害の影響で完全に消失している。植林されて下草が茂っていないので尾根上を忠実に下ることにする。大森キャンプ場に到着し、ここから舗装道路を酷暑の暑さを実感してバス停に到着、解散しました。

               記録: 杉本   写真:野原