一般例会No.835

石山寺~音羽山 +アルファーNo.30 鰻料理 例会記録

概要

『今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の主人公・紫式部が「源氏物語』を起筆したと伝わる石山寺を訪ね、その後牛尾山を経て音羽山へ向かいます。下山後は明治5年創業の「逢坂山 かねよ」で鰻料理を堪能します。』

日時

2024年10月20日(日)

天候

担当

野原、前田

集合

7:20 大阪駅中央改札口前(7:30発 新快速・近江塩津行き乗車⇒石山駅で京阪電車乗換⇒8:20発 石山寺行き乗車⇒終点・石山寺駅8:24下車)

行程

石山寺駅~石山寺(参詣)~牛尾山~音羽山~京阪・大谷駅

参加者

佐野、島野、中川、長谷川、西田、池田、大森・・・計9名

8:50京阪石山寺駅前にてリーダーより挨拶

9:00瀬田川沿いを歩いて、石山寺の大きな門に着いた。

門をくぐると、もみじの木に覆われたきれいな石畳の参道を行った。

本殿の横では、紫式部が源氏物語を執筆中でした(マネキン人形)。

10:40石山寺駅に戻って、そこから住宅街の中の東海自然歩道歩いて行った。

溜池の横より登山道に入った。

沢沿いの道を登って行った。10月末なのに暑くて汗が吹き出した。

13:40パノラマ台からは近江大橋や瀬田川の展望が良い。先ほどかいた汗が冷えて急に寒くなり、上着を羽織った。

13:50音羽山山頂からは、比叡山、蓬莱打見、琵琶湖がきれいに見えた。

音羽山にて集合写真。この真下に新幹線のトンネルが通っている。

最初は緩やかな下りだったが、その後急な階段下りが続いた。

15:20やっと蝉丸神社まで降りてきた。峠までもうすぐだ。

16:00かねよの厚い卵焼きの乗った、上きんし丼をいただく。

鰻丼は美味い。美味しい物を食べるとみんな笑顔になる。

 NHK大河ドラマ「光る君へ」もまもなく放送終了。滋賀県に住んでNHK大津放送局のローカルニュースを見ていると、今年は度々石山寺が取り上げられるので石山寺座主のお顔も覚えてしまいました。私は1年半ぐらい前に石山寺を参詣、当時は観光客も少なく、ゆっくりと回ることができました。その石山寺を組み込んだ例会を計画した次第。

 石山寺では現在「光る君へ」にちなんだ各種のイベントが次々と行われていますが、山行があるため参詣時間を1時間に制限。主要な施設を一回りして登山にスイッチ切り替え。石山寺駅に戻り住宅街を登山口に向かう。途中通過した泉福寺という寺の掲示板に「縁は異なもの味なもの 仏の教えは出会うもの」という標語が掲げられていました。お寺さんらしい説教じみた文言ですが、前半部分は山登りにも通じる言葉に感じました。その後、しばらく歩くと松尾芭蕉が「おくのほそ道」の旅を終えた翌年元禄3年(1690年)に4か月滞在したという「幻住庵」の前を通り過ぎ「国分ふれあい広場」というアスレチック広場で休憩。やや冒険的な遊具もあって子供たちが遊びまわっていました。

 そこを過ぎるとやっと登山らしくなる。コースはすべて「東海自然歩道」に沿っているので案内表示も多く迷う要素は余りないが、千頭岳分岐近くまではジメジメした道が続く。分岐から20分余り足を延ばしパノラマ台で昼食。パノラマ台とは名ばかりで樹林帯の中にあって見晴らしが良いのはほんの一部だけ。今回の例会コース上では音羽山の頂上が最も展望が良い。眼下には山科から京都の町並みが広がり、少し視線を右に向けると大津の町並み、そして広大な琵琶湖とその背景に比叡山や比良山系も一望できました。

 音羽山の頂上を後に、一路逢坂峠のある大谷駅を目指す。このコースで最も緩やかな道と最も急な600段ほどの階段が途切れながらも続く。逢坂峠に架かる陸橋を渡り「これやこの 行くも帰るも わかれては 知るも知らぬも あふ坂の関」で有名な百人一首の歌人を祀った蝉丸神社に至り、「逢坂山 かねよ」本店へ一直線。直ぐに座敷に通され、うなぎの上に大きなだし巻き卵が乗かった「上きんし丼」を注文、贅沢な一時を過ごしました。

 朝夕やや寒さを感じる季節となりました。酷暑の続いた長い夏もやっと終わります。来月からは秋らしい、さわやかな例会を過ごせそうです。

               記録:野原   写真:前田