一般例会No.909

(ベーシック登山No.92)熊野古道 海南・藤白坂(藤代塔下王子)歴史探訪シリーズNo.59 例会記録

概要

『海南からの熊野古道は、おおよそ紀伊宮原までを1日としているようです。しかし、今回は熊野古道として最も面影が残っている藤代塔下王子までの山道を歩きます。塔下からは熊野路第一の美景と云われている御所の芝からJR冷水浦駅へ下ります』

日時

2026年3月23日(日)(月・祝)

天候

担当

翁長、小椋(勝)

集合

10:45 JR海南駅改札前(JR天王寺駅8:57発 紀州路快速・和歌山行き乗車(15番ホーム)⇒10:18和歌山駅着(乗換え)10:22発 きのくに線・箕島行乗車(5番ホーム)⇒10:35海南駅着下車)

行程

海南駅~祓戸王子~藤代王子(藤白神社)~有馬皇子の墓~筆捨松~藤代塔下王子~御所の芝~JR冷水浦駅

参加者

山倉(康)、山倉(知)、木下(恵)、森北、佐野、石上、砂山、西田、長谷川、中川、花田、山田、山崎、小椋(美)・・・計16名

10:40海南駅にてリーダの挨拶

海南駅から袚戸王子跡に向かう

熊野古道本道からはずれ祓戸王子に向かう

祓戸王子跡

祓戸王子跡から熊野古道本道に戻り鈴木屋敷に向かう

11:30 鈴木屋敷にて

鈴木屋敷の案内文

11:40藤白神社到着 子守楠神社の大きな楠木が迎えてくれる

藤白王子権現本堂

特別公開の熊野三山本地仏坐像

右から本宮の阿弥陀如来・速玉の薬師如来・那智の千手観音菩薩

有間皇子のお墓 この場所で処刑された

舗装された古道から熊野古道らしさが残る道に入る

風情のある竹林を歩く

13:15 筆捨松の謂れを読む

硯石、ここからの道は石や岩がゴロゴロしているところもあり当時の面影を残している

13:25 藤代塔下王子到着 地蔵峰寺は重文に指定されている

御所の芝にて 紀伊国名所図会にも描かれている

14:25 冷水浦駅 到着

 JR海南駅に集合。体験参加の人の自己紹介を受け10:40出発。あったかい日差し中、最初の祓戸王子へ。熊野古道の王子とは道中の安全祈願をする所で信仰の拠点であったと云われています。祓戸王子跡は熊野古道より少し外れた所にあり、たくさんの石仏が並んだ山道を10~15分登る。藪の中に寂しそうに祓戸王子跡の石碑が立っていた。もとの熊野古道に戻り、全国の鈴木姓の惣領とされている鈴木宅前を過ぎ藤白神社へ。南方熊楠ゆかりの大楠を見る。誠に大きな楠で何か霊的なものさえ感じる。ここには大楠が5本あるとの事。

 「古来より生まれた子に、楠、藤、熊の名をつけると長命し出世すると言われ・・・世界的博物学者として高名な南方熊楠翁もその一人 」と藤白神社境内案内に書かれている。

 本来窓越しでしか見れない三体の座像をボランテァの方の好意で目の前で見る事が出来た。およそ千年前の仏像との事であった。ここでランチタイムとする。

 案内板に従って有馬皇子の墓へ。果樹園を過ぎ竹林の山道に入っていく。もっとも熊野古道らしさを残している所である。時代劇に出てくるような「すげ笠のふちに布を垂らした高貴な女性」が現れても、ちっとも不思議ではない。筆捨松、硯石をすぎ藤白塔下王子跡で休憩。ここから熊野古道第一の美景と云われている御所の芝へ。御所の芝からは海南の工業地帯と雑賀崎の海岸と思われる景観が見て取れる。工業地帯が少々興ざめだが近代化がされていない昔であれば、きっと素晴らしいものだったに違いない。ジグダクに下って冷水浦駅14:25着。誰もいない無人駅で解散としました。

               記録:翁長    写真:小椋(勝)