オプション例会No.183

大峰・高塚山(1363.5m)例会記録

概要

『縦走路から外れ、ひっそりと佇む支稜上のピークに花を求めて・・・。』

日時

2013年5月26日(日)

天候

快晴

担当

板谷佳史、安部泰子

集合

8:21 近鉄吉野線・大和上市駅(阿部野橋 6:50発急行又は7:10発特急に乗車)タクシーと車に分乗

行程

大和上市駅⇒R169⇒R309行者還トンネル東口~一の垰~P1418~高塚山~北尾根下降~林道ナメゴ線~トンネル東口⇒R169⇒大和上市駅

参加者

寺島直子、安岡和子、川守田康行、近藤さとみ、谷村洋子、黒澤百合子、神阪洋子、安本嘉代、小杉美代子、江本恭子 ・・・ 計12名

 

高塚山周回ルートのGPS記録(作成:板谷)

9:36 R309の行者還トンネル東口にて車を降り、出発の準備。

トンネル東口からナメゴ林道をしばらく行くと一ノ垰への登山口階段が見つかる。

今では下部は廃道化しているが、かつてはR169の天ヶ瀬から一ノ垰への登山ルートがあったため古い道標が残っている。

一ノ垰への尾根(論所の尾)は一時間あまりの急登。

10:59 やがて大峰主稜が近い、登ってきた方向に高塚山への尾根が見え、更に遠く大台方面の展望が拡がる。

主稜線に出ると大峰らしい柔らかな風景が・・

11:02 気持ちの良い一ノ垰の広場で休憩。

11:15 大峰山脈の縦走路を弥山方向へしばらく辿る。すぐに高塚山方面に分岐する支稜に入る。

支稜に入ると出会う登山者は皆無で静かな稜線歩き、シロヤシオの花に出迎えられる。

一面真っ白というほどではないが、充分楽しめる花の尾根であった、シャクナゲが皆無なのは少し残念。

一ノ垰からP1418、三本栂、大栂山を経て小谷林道・河合へ至るという古い道標がいくつか残されている。上北山村観光協会とあるからどのようなルートであろうか、機会が有れば辿ってみたいものだ。

12:50 P1418から高塚山へ、体まで緑に染まりそうな尾根を行く。

高塚山付近で見つけた花:チゴユリ

高塚山付近で見つけた花:ユキザサ

12:56 高塚山山頂に立つ。

あまり展望の無い頂きだが、短時間で来られる大峰の人知れず隠れた山頂。

13:40 山頂から北に延びる尾根をわずかな赤テープと踏み跡を拾いながらコンパス頼りに下降するとナメゴ林道に降り立つことができる。ここで迎えのタクシーに連絡をとっておく。

ナメゴ林道を戻りトンネル東口に向かう。各所で崩壊が激しい廃道化した林道で一見、登山道より難しそう。この後、15:00頃トンネル東口に戻った。

 来週には梅雨入りか?という5月最後の例会は快晴に恵まれ、まさに緑したたる大峰を味わうことができました。大峰主稜線だけでは飽き足らず、支稜上のピークを訪ね歩いてきましたが、なかでもこの主稜から高塚山への尾根が最も自然林が残されている気がします。近くまで来ているナメゴ林道もすでに廃道化し、山仕事にも入らないようです。残念ながら、なぜかシャクナゲは皆無なのですが、それを差し引いても季節を通じて大峰の雰囲気が手軽に味わえる山域だと思います。

記:板谷 写真:板谷、安部