オプション例会No.184

高野山・不動谷川弁天谷遡行 例会記録

概要

『本年最初の沢登り。足慣らしとして選んでみたが、果たしてどんな谷だろうか?』

日時

2013年6月9日(日)

天候

曇り

担当

板谷佳史、安部泰子

集合

7:00 南海なんば駅高野線ホーム(7:12発 橋本行きに乗車、紀伊細川 8:35着)

行程

紀伊細川駅~弁天谷出合~弁天谷遡行~弁天岳(984.5m)~女人堂⇒(バス)南海高野線高野山駅

参加者

保木道代、黒澤百合子、山枡初好、江本恭子、安岡和子、川守田康行、寺島直子、古松育代、駒井万生子 ・・・ 計11名

9:14 紀伊細川駅から20分ほどで、弁天谷に入る林道の終点に到着し、入谷の準備。

9:25 ここ一週間梅雨とはいえほとんど雨が無く、沢に入ってもしばらくは水量わずかで沢登りが出来るとは思えない平凡な植林中の流れが続く。

ルート案内には「ゴルジュ」とあるが、これが?と言いたくなるミニ版だ。

それでも倒木さえなければ、遡行の楽しさは味わえるのだが・・・

10:10 相変わらず植林中の沢登りで、間伐されたまま放置されたり、水害で倒れたままの倒木が行く手を遮り、半分木登りの状態が続く。

10:24 それでも12m位の滝が現れた頃から倒木も見られなくなりようやく沢登りの様相となってきた。

11:19 この谷最大の45mの大滝を直登する。

四段45mの滝、最後の落ち口を越える

11:43 この谷最大の滝を越えると、あとは小滝やナメが連続し、快適に遡行していける

11:50 ナメ滝が連続する部分は楽しく通過できた

13:50 流れが消える頃、道路から捨てられたゴミが目立つようになり、やがて大門~ケーブル駅間の道路に出て、遡行を終了する。本日の山頂である弁天岳へは、ここから直接の登路は無いため道路を大回りして向かう

14:34 山頂を省略して直接ケーブル駅へ・・という誘惑を捨てて、弁天岳への登路がある大門へ。何度も来た門だがバリエーションルートからと思うとまた格別だ

15:05 弁天岳(984.5m)山頂に立つ。

15:30 女人堂へ下山する、ここからバスにて高野山駅に向かう。そこからケーブルに乗り、極楽橋駅へ、そこで解散する。

 高野山周辺の谷は今まで全然未経験なのだが、電車のみで入谷できる便利さに惹かれて計画した。入谷してみると最初から伐採地の通過、間伐で切り倒されたまま放置された杉が谷を埋め尽くしている。おまけに水害で倒れたものも加わり、これを一本一本くぐったり、乗り越えたりして行くのかと思うとうんざりする。それでも一時間ほど進むと倒木から解放されてそれらしい滝が現れていずれも直登していけるようになり、沢登りらしい雰囲気になってきたので計画した担当者としては、一安心だ。水量が少ないぶん滝の迫力は今一つだが、そのぶん直登はたやすくなっている。上部で道路が横切る沢なのでお世辞にもきれいとは言えない源流であったが、今年の足慣らしとしては皆さんの役に立ったのではと思っています。

記:板谷 写真:板谷、安部