オプション例会No.186

比良・鴨川八池谷遡行 例会記録

概要

『別名八ツ淵の滝。八つの淵と釜、大小21の滝を持つという比良の名渓を遡る。』

日時

2013年7月14日(日)~15日(月・祝日)

天候

7/14:曇り一時雨強し 7/15:曇り時々晴れ

担当

板谷佳史、安部泰子

集合

7/14 15:23 JR近江高島駅(14:15大阪発 新快速敦賀行きに乗車)車又はタクシーに分乗

行程

7/14 近江高島駅⇒ガリバー旅行村(テント泊)
7/15 泊地~八池谷遡行~広谷~登山道下山~ガリバー旅行村⇒近江高島駅

参加者

保木道代、川守田康行、江本恭子、寺島直子、古松育代、駒井万生子 ・・・ 計8名

6:30 黒谷林道終点で入谷の準備、今日の遡行は長丁場になると宣言。

6:45 しばらくは巨岩をぬって行く、この先手始めに魚止めの滝を通過する。

6:55 続いてアジサイをバックに障子ノ滝を登る。

7:03 障子ノ滝の登攀を見下ろすトップを行ったサブリーダー曰く「持つところも足場も人工の物がありましたが、高度感がすごかった。」そうです。

7:30 空戸ノ滝のゴルジュ帯を覗き見る。じっくり味わうべき部分であったが、先を急ぐあまりここは巻き道を登ってしまった。

7:40 朝日に照らされ虹がかかる貴船ノ滝を通過

8:09 貴船ノ滝を過ぎるといったん流れはおとなしくなる。

染み入るような緑と澄んだ流れ、ナメ滝を各自自由に登って行く、これが沢登りの楽しいところ。今日は雨の心配は無いらしく時折夏の陽射しが照る。

8:50 再び廊下状となって七遍返しの滝等をこなして行く

濡れると寒いくらいだが、時折陽射しが照るので躊躇なく流れを登れる

バランスを保って水際をトラバースするのも沢登りの楽しみの一つ

9:20 無名の滝通過、トップは何事も無く登って行くが・・

後のメンバーは安全を期しザイルを使用する

苔むした巨岩累々たる上半部を行く

10:20 淵を泳がないと取付けない滝が現れ、敬遠して右に高巻いて懸垂で再び落ち口に戻る

11:30 小滝の奥にツルツルの壁を持つ滝が現れ果たして登れるのか?

ツルツルの壁左端のクラックに古ぼけたフィックスザイルが・・・これに助けられて上部へ

11:45 顕著な二俣に達するとダメ押しでもう一つ滝が・・

最後の滝をこなすと流れは平穏になり遡行が終わったことを予感させる。

12:25 丸木橋が現れ登山者が通る、広谷の道標も見え、遡行を終了すべき場所であることが解る。雨にも恐れていたヒルにも悩ませられることの無い快適な遡行でした。この後一般登山道を下降して14:30頃旅行村に戻った。

 7/14 とっくに梅雨明けしたが、ここのところ不安定な天気が続いている、今日も午後になると時折ゲリラ的に強い雨が降る。ガリバー旅行村から先の林道に進入しても良いテント場が見つからず、旅行村のテントサイトを借りることにする。おかげで夕食はキャンプ場内施設の屋根の下を見つけていつものように盛り上がる。夜半も時折強風雨となる天候であった。

 7/15 4時起床する頃には曇ってはいるが降る気配はなさそう。キャンプ場は満員に近そうに賑わっているが、山に入る者は皆無、旅行村からの遊歩道を辿って黒谷林道終点へ、そこから八池谷に入谷する。この谷の前半は「八ッ淵の滝」見物コースとしてハシゴやクサリの整備がされているので、これを使って時間短縮できるのが強みだ。魚止めの滝、障子ノ滝を通過して空戸ノ滝のゴルジュ帯となるが、クサリを伝っている間に巻き道を登り切ってしまった。いったん登山道に出て貴船ノ滝へ、これも登山道として設置されているクサリやハシゴに助けられて登るといったん平流となりホッとする。更に七遍返しの滝等をこなすと比良ロッジ跡への道が別れ、予定した遡行終了点まで行ける目途がついた。そこから先、水量は減るがまぼろしの滝ほか、いくつかの滝をこなすとやがて流れがおだやかになって広谷の道標が現れて登山道が横切り、遡行を終了した。

記:板谷 写真:板谷、安部、川守田