オプション例会No.191

岡山・岡山県立森林公園(1090m)、矢筈山(756.4m)(歴史探訪シリーズNo.24)例会記録

概要

『ハイキング+歴史探訪シリーズ、岡山県森林公園の雄大な自然や紅葉を楽しみながら蒜山、大山を眺望できる尾根道を歩く登山と、草刈氏が築城した難攻不落の山城、矢筈城跡と津山城址(鶴山城)をめぐる一泊の山旅です。また、森林公園付近の集落は木地師の里です。』

日時

2013年11月9日(土)~10日(日)

天候

11/9:晴れ、11/10:雨

担当

小椋勝久、紀伊埜本節雄

集合

11/9 7:00 大阪灘波旧歌舞伎座前

行程

11/9 大阪難波⇒中国道⇒加西サービスエリア(休憩)⇒院庄インター⇒179号線⇒岡山県立森林公園~管理センター~千軒平~もみじ平~管理センター⇒宿泊地(奧津温泉)

11/10 宿泊地⇒衆楽公園⇒津山城見学⇒中国道⇒難波

参加者

青木義雄、大石隆生、片山純江、紀伊埜本博美、上原進一、小杉美代子、櫻井宏子、杉本栄子、寺島直子、池田える子、三原清江、三原知未、山下登志子、寄川都美子、和田敬子、和田良次、和田都子、實操綾子、・・・ 計20名

11:09 大阪からバスに揺られて約4時間、岡山県立森林公園に到着。黄葉したカラマツに迎えられ、恒例の出発前のご挨拶。

森林公園・まゆみ園地、岡山の名木百選に選ばれているマユミの古木の下を通る。

真っ赤なマユミの実。ピンクの花びらのように見えるのは、果皮です。離れて見ると赤い花が咲いているようです。

11:29 かえで園地に着く。紅葉の盛りを過ぎ、足元には落葉が厚く積もっている。ここで早めの昼食をとる。

落葉を踏みながら更に公園の奥へと進む。

園路が終わり、登山道をもみじ滝へと登って行く。

12:06 落差30m程のもみじ滝に着き、地図で現在地を確認中です。

両側が幅広く刈り取られたジグザグの登山道を快調に登って行く。

12:24 ブナ林の稜線に出る。木々は葉を散らし、来る冬に備えているように見える。

13:04 千軒平に着く。東方向は藪に遮られてダメだが、それ以外の方向の眺めは素晴らしい。

北西方向には昨年の10月に例会で登った三鈷峰が、そして大山、烏ケ山、蒜山が望まれる。

落葉を踏みしめ、緩やかな稜線を県境三叉路へ。晩秋のハイキングそのものです。

稜線でこの色は目立ちます。熟してきれいな紫色になったムラサキシキブの実です。

13:49 写真には写っていないが小さな避難小屋がある県境三叉路着。風が出てきて肌寒い。

両側の背丈ほどのネマガリダケが刈り取られた登山道。さすが県有地の公園だけあってよく整備されている。

14:30 奥ぶなの平。ここにもブナの大木があり、最後の休憩をとる。

紅葉の名残を楽しみながら公園の駐車場へと下って行く。

今回のお宿の奥津温泉で宴たけなわです。明日の矢筈山は雨で中止と予想してか、呑兵衛グループは杯を重ねている。

小止みの靄に煙る紅葉の奥津渓谷へ。右の2つの穴は甌穴(おうけつ)です。

衆楽園(旧津山藩別邸庭園)へ。茅葺二階建が余芳閣、瓦葺が迎賓館で、何れも再現されたもの。

鶴山公園(津山城址)へ。壮大な石積みには圧倒されます。

同じく鶴山公園。桜の名所と言われるだけに、桜の木が多い。

 泉山以来、2回目の故郷の山を紹介する事になり、期待と不安な気持ちを抱き中国道を西へ向かう、バスに揺られること4.0時間、森林公園に到着。標高800mの森林公園は紅葉も終わり、所どころ秋を惜しむかのように楓、もみじの紅葉が残る程度でもう晩秋の装い、しかし、紅葉の代わりに私たちを出迎えてくれたのは、赤い実を実らせた真弓の木と唐松の黄色に色づいた葉でした。
 「深山辺(みやまべ)や 真弓よりこき 色ぞなき 紅葉は秋の ならひなれども」 土御門院

しばし頭上の真弓の実を眺めて 登山道へ、落ち葉の中、登山道を千軒平に向かう、尾根道へ出る登山道は、ゆるい登りが続く、尾根道へ出、しばらく歩くと千軒平に到着、千軒平は360度の展望、西に蒜山三座から大山、南に泉山、東には後山方面の大パノラマ 故郷に、こんな山が有ったのかと改めて感激し1人ではしゃいでいました。快適な尾根道をもみじ平から奥ぶなの平へと向かう、途中ゆく秋を惜しむかのように残る紅葉を見ながら下山する。

その日の夕食は山菜づくしの夕食、話も弾み楽しく食事をすることができました。朝食には、私の父親からの差し入れの なめこ茸の味噌汁を皆さんに召し上がっていただきました。

 二日目は雨となり矢筈山は中止、歴史探訪の一つ津山城へ

途中、紅葉の名所 奥津渓を見物し、衆楽公園から美作森家18万石の居城、津山城に向かう。雨に煙る城跡の石垣は哀愁を感じ、この場所に5層の大天守閣が有った事を改めて思い出させ、てくれました。雨も本降りとなり心残りのする中、帰途へ付く。泉山、森林公園と2回、故郷の山を紹介させて頂きました。紹介することにより改めて自分自身が故郷の良さに気付くことができ、本当にありがたく思っています。又、今回宿泊した奥津温泉ことぶき荘の皆さん、東豊観光(株)の伊藤さん無理を聞いて頂きありがとうございました。この場を借りてお礼を申し上げます。

記:小椋(勝) 写真:大石