オプション例会No.192

鈴鹿・仙ヶ岳(961m)~宮指路岳(946m)例会記録

概要

『仙ヶ岳~宮指路岳間の稜線は痩せており犬返しの険などを通過して行く、初積雪を期待しての恒例のクリスマス登山。』

日時

2013年12月22日(日)~23日(月・祝日)

天候

12/22:曇り時々時雨 /23:曇り一時晴れ

担当

板谷佳史、安部泰子

集合

12/22 15:05 JR亀山駅(12:45 JR天王寺駅発大和路快速加茂行きに乗車、加茂乗換え 15:05亀山着)

行程

12/22 JR亀山駅⇒(マイカー、タクシー)小岐須渓谷キャンプ場付近(テント泊)

12/23 泊地~仙ヶ谷~小社峠~仙ヶ岳往復~小社峠~宮指路岳への中間点~小社峠~仙ヶ谷~小岐須渓谷キャンプ場⇒(マイカー、タクシー)JR亀山駅

参加者

寺島直子、保木道代、黒澤百合子、近藤さとみ、江本恭子 ・・・ 計7名

12/23 6:30 小岐須渓谷キャンプ場を出発する。

明るくなる頃、真っ白になった鈴鹿の主稜線が見え出す。

7:34 林道終点から登山道に入る、積雪も本格的になる。

フィックスロープに誘われて向かった先はルート無し、気を取り直して戻ることに・・

仙ヶ谷沿いの登山道は幾度か渡渉を繰り返すが、積雪に隠れた飛び石伝いに緊張する。

9:18 幾度かルートを見失いながらも谷を抜け、小社峠直下の最後の急登を行く。ラッセルも苦しくなってきた。

時々登山標識でルート確認できるのがありがたい。

9:27 ヒザを没する積雪を越えてようやく小社峠に立つ。

9:30 峠は鈴鹿の縦走路、さすがに北風が吹き抜けて寒い。休憩も早々にアイゼンを着ける。

10:10 仙ヶ岳への縦走路は雪も吹き飛ばされてアイゼンで快適に登れるはず・・・とはいかず、相変わらずのラッセルが続く。

ぜんぜん締まっていない積雪にもがくだけで進まない。

あたりはモノクロの世界、日が射したらすばらしいのだけど、あまり期待できず。

10:32 仙ヶ岳山頂に立つ。ラッセルが無ければ峠から30分で往復か?と思ったが、ここまでだけで1時間以上を要してしまった。

視界皆無の山頂、早々に後にする。

小社峠に戻り、計画変更を決める。「宮指路岳をラウンドして下山することは諦める。12:30まで行ける所まで行った後、引き返して登ってきたコースで下山する。」・・ということで、宮指路岳への痩せ尾根を進むと厳しいが美しい冬山の景観が待っていた。

11:45 小社峠~宮指路岳間の痩せ尾根を通過していく。

痩せ尾根ではあるが直下は樹林帯なので高度感は無く技術的には問題は無い。

振り返れば先ほど登頂してきた仙ヶ岳が・・。

12:27 そろそろ引き返す約束の時間が迫る。

引き返す頃には日が射す時も・・

残念ながら宮指路岳まで半分進んだあたりで時間切れでした。

犬返しの険を経て宮指路岳への稜線を見返しながら引き返す。この後再び小社峠に戻り、登りのトレースを辿って15:00頃キャンプ場に帰った。

 12/22 亀山では時々日が射す天気だったが、山間部に入ると真黒な雲で、時々しぐれる。人影は全く無く寒々としているのに、なぜかトイレだけは小奇麗に清掃され24時間電気設備完備の、小岐須渓谷キャンプ場で駐車場にテントを張って一夜を過ごした。

 12/23 昨日は冬至、6:30でもまだ暗い中を出発する。林道には積雪があり、林道終点から登山道に入る頃には本格的な積雪である。仙ヶ谷沿いの渡渉を繰り返すルートに何度か迷いながら小社峠への最後の登りになるとヒザ上までのラッセルとなった。小社峠すなわち鈴鹿の主稜線に飛び出すとさすがに北からの風が冷たい。そこからアイゼンを着け交代でラッセルして仙ヶ岳を往復し、再び小社峠に戻る。ここまでですでに予定時間をだいぶ上回ってしまったし、宮指路岳からのトレースの無い下山コースへラウンドするのは少々やっかいだ。ルート探しに時間を費やす危険を避けたいということで、宮指路岳への尾根を時間制限で往復するにとどめ、登ってきた我々のトレースを引き返すことに計画変更した。クリスマスを待たずしての期待を上回る積雪量に、我がパーティの力量では残念ながら計画どおりの山行を果たせなかった。

記:板谷 写真:板谷、安部