オプション例会No.194

東北スキー場巡り、その7
岩手山・八幡平パノラマスキー場&下倉スキー場 例会記録

概要

『スキー場は東北のシンボル岩手山(2038m)の東北斜面にあります。近くにはこの東北シリーズでお馴染みの日本でも有数のスキー場、雫石と安比高原があります。八幡平は地元では人気のあるスキー場ですが、一般のスキーパックにはありません。当EPEのオリジナルプランとなりますので、この機会を逃がさずに参加してください。また、ここには八幡平温泉郷が控えています。日常の喧騒を離れ、心行くまで雪と温泉を味わいましょう。』

日時

2014年2月2日(日)~5日(水) 3泊4日

天候

2/2:午後みぞれ・小雨 2/3:曇り 2/4:曇りのち晴れ 2/5:晴れ

担当

紀伊埜本節雄、大西恒雄

集合

2014年2月2日7:30・伊丹空港

行程

2/2 伊丹空港⇒花巻空港⇒シャトルバス・八幡平リゾートホテル泊、午後スキー

2/3 終日、スキー

2/4 終日、スキー

2/5 午前中スキーのあと復路は往路と同じ

参加者

大石隆生、達健一、上原進一、和田良次、和田敬子、安本昭久、安本嘉代、杉本栄子、片山純江、小杉美代子、紀伊埜本博美 ・・・ 計13名

3日目の最後の滑降時、ふり返ると雲が掃われ初めて全貌を見せた。東北屈指の名峰岩手山(2038,2m)のほぼ真北から眺めた姿です。山頂から東に顕著な岩峰を含む屏風尾根、その向こうには巨大な火口があり、さらに対岸には鬼ヶ城の岩壁がたちはだかる雄大なスケールです。もう一度登ってみたい誘惑に駆られます。それもこの季節に、、

旅慣れてきたレギュラー達、普段着のままリラックスのご様子、伊丹空港で

シックなリゾートホテル、今回はスキーパックにないオリジナルプラン。東北の「旅と温泉」を味わうお客向きの、滞在形ホテルのようだ

ひろいロッカールームは夏場のゴルフ用ロッカーの兼用。こんな設備をゆったり利用できるのも、EPEスキーが快適な理由だろう

ドアーツードアーに一つだけ御不満はこの階段、途中のプレートに「滑りますからご注意」とある。これ親切なのか、不親切なのか?

朝の風景、目前の看板に偽りなし全体にゆったりしている。世界最大250名が1本のロープに?がってスキーパレード?ギネス記録を更新したとある

毎朝、クワッドリフトの運転開始時間(8:30)に遅れまいぞと駆け参ずるEPEメンバー、若いのか、元気なのか、

早朝の上部1人乗りリフト、厚手のスキー服でも寒さに”しばれる”遊びのなかに孤独を感じるひととき、本日は晴天なり

八幡平スキー場の最高所(1,000m)、北を望むと安比スキー場の頂上、前森山(1,304m)が見える。スキー場はその北面にあるので、山頂からゼブラ状に拡がる特徴あるコースは見えない

リフト乗り場で順に後続者を確認、空いているから見失う事はないがリフト上部で全員揃っているか再確認、そして滑降開始、これが通常のEPEスタイル。ときにはフリー宣言して独習もあり、昼寝もある

互いにワンポイントレッスン。自覚できぬことは指摘されると目からウロコの場合もある?し、納得ゆかねばノン?もある、熱心が一番

今年は2名が初参加、うれしいことです。ポールでどこかを指差すK嬢、あと一人のO氏は、終日プライベートレッスン受講とかで見かけない

動画の撮影者U氏、自分の滑降振りは撮れないのが残念、毎度まいど感謝しています

滑降者は全て無題 写ってない方は動画でみてください。

滑降者は全て無題 写ってない方は動画でみてください。

滑降者は全て無題 写ってない方は動画でみてください。

滑降者は全て無題 写ってない方は動画でみてください。

EPE専用ゲレンデのようです。上手も下手も、ここでは存分に腕前の向上を図れます。これほど贅沢な練習環境はありません

一日の終わりが近づくと、今日も精一杯やった、とも思うし、まだまだ物足りないとも思う。背景の山の白いコースは下倉スキー場

八幡平スキー場に隣接する下倉スキー場。無料シャトルバスで10分で行けるので楽しみにしていた。その上、リフト券は共通だ、リフトは縦に3本続くという玄人好み、これで行かぬはずはない

少し面倒だがバスに乗り込む。我がチームの他に同乗者は2人だけ。不自由で頑丈なスキー靴で、ガタガタ移動するのはほんとに危やふい、やっぱりドアーツードアーの有難さがわかる

到着した駐車場に車が数台あったが、いま思うとあれはほとんど従業員の車、ほかに自衛隊員の姿を数名見た。

なんだかうすら寒い光景、これが今のローカルスキー場の現実だ

下倉スキーも結構面白い。ただこの日は生憎気温が高く、東面のゲレンデは雪質が落ちる。中間点にある連絡リフト、見るだけで気の毒な状況。がんばれ東北、がんばれ昔の若者、応援しています

毎夜、たらふく飲んで食ってまだ話題の尽きない仲間たち、元気が一番、それだけで幸せ、金は天下の廻りもの、あるだけ使いましよう

「取れよ、取れとれ親の金、取ったならまた遣え、遣たらまた取れ親の金、親の金ララ、ラ♪~」と唄うほど遣えなかった我らが世代、いま使わな使えんぞ!

露天風呂は素晴らしい。相当強い硫黄泉、熱い湯量にたっぷりの掛け流し、不思議に筋肉痛が消える。万病に効くとか、いい湯だね

最終日は、粉雪が舞上がる極上のコンディションに恵まれた。いつものように、もう2~3日滞在したいと思うのが華の内かな

 折しもいま、冬季オリンピックが開催中です。連日、激しく華やかな映像がテレビから流れています。いっけん、これが契機で冬のスポーツ熱が再来するかと思われそうですが、果たして私には楽観できません。いま写し出されている映像はあまりにも観せるためのスポーツで、現実とは遊離しています。スポーツを観る目はどんどん肥えてきましたが、それを自分のものにしようとする人は、ほんの一握りの素材の持ち主に限られないでしょうか、これが冬のスポーツの宿命かもしれません。或いは映像文化の宿命かもしれませんが。

 今回の八幡平スキー場も今シーズン閉鎖との噂が流れていたそうです。他にも来年の候補地も怪しい噂があるようです。このHPの写真から何かを感じて頂けたらと思います。昔の若者、即ちオールドボーイにとって今は100年に一度のスキーヤー天国とは、もはや言えなくなって来ました。まさにスキー伝来100年目の危機を迎えています。せめて昔の紳士、淑女たち、本来のスポーツ愛好者に立ち戻りましょう。楽しく優雅に力強く、EPEは前を向いて。

動画記録はこちらです(撮影:上原)

記:紀伊埜本(節) 写真:上原、和田(敬)、紀伊埜本(博) 動画:上原