オプション例会No.206

鳥取・若桜鬼ヶ城(446m)と氷ノ山(1509m)
(歴史探訪シリーズNo.27)例会記録

概要

『ハイキング+歴史探訪シリーズ、鳥取県若桜町にある山城、矢部氏が築城し、山中鹿之助、羽柴秀吉などが関り、毛利と尼子の激戦の地 若桜鬼ケ城を訪ね、兵庫県の名峰 氷ノ山を登る一泊の山旅です。』

日時

2014年11月2日(日)~3日(月・祝)

天候

両日:小雨

担当

小椋勝久、紀伊埜本節雄、西村晶

集合

11/2 7:00 難波 南都銀行前集合

行程

11/2 大阪難波⇒バス⇒中国道⇒作用JCT⇒鳥取道⇒若杉天然林⇒若桜鬼ヶ城⇒泊地
11/3 泊地⇒バス⇒わかさ氷ノ山キャンプ場 ~氷ノ山越 ~仙谷分岐 ~山頂 ~わかさ氷ノ山キャンプ場⇒バス⇒国道29号線⇒中国道⇒難波

参加者

青木義雄、欅田克彦、和田良次、村木正人、小杉美代子、片山純江、紀伊埜本博美、池田える子、三原博子、和田敬子、村木とも子、寄川都美子、和田都子、實操綾子、戸田晴子、喜多田恵美子、藤田喜久江 ・・・ 計20名

11/2 9:30 若杉天然林に着く

天然林 ハイキングコース入口

散り始めた紅葉のハイキングコース

霧漂うハイキングコースを登る

峠近くの東屋 20人入れば一杯 霧で展望ゼロ

天然林の紅葉-1

天然林の紅葉-2

中学校跡地にある若桜鬼ケ城 の登山口

三の丸方面に向かう

二の丸跡で本題の歴史探訪、城跡の説明 力も入ります

桝形虎口跡(大手門) 全国でも珍しい 行き止まり虎口

宿泊先は 氷ノ山高原の宿 氷太くんです。

氷ノ山高原の宿 氷太くんに着き一休み

美味しい夕食をいただきました。

夕食、山の話や歴史探訪の話が弾みます

11/3 いい景色を見ながらの朝食

キャンプ場の炊事場で出発準備

8:20 氷ノ山越登山口よりスタートです。

9:15 1250m 氷ノ山越に到着 1時間程の登りです。

予報では曇り後晴れであったが 雨は止む気配無し。

1400m辺りで雪が降り始め気温も一気に下がる。

10:50 風雪の舞う頂上1510mに着く、この後 小屋であったかい飲物頂く。

氷ノ山越の避難小屋で休憩後登山口に向かう。

13:30 雨も小降りになりかけた頃に登山 口に到着です。

 11月2日
三連休の中日、前日の天気予報では寒冷前線の通過と言う予報、雨の心配をしながら中国道を西へと向かう。
中国道から鳥取道に入り西粟倉で一般道へ 紅葉の林道を30分程走ると若杉天然林(日本の森林浴100選)に着く、下車後挨拶を済ませ雨上がりに映える鮮やかなモミジの紅葉を見ながら若杉峠へ向かう。
美作の国と因幡の国を結ぶ旧街道は標高が上がるにつれ紅葉も終わり、山も冬の準備に入ろうとしていた。霧で幻想的なブナ林の中、行く秋を惜しむかのように所々に残る赤、黄色の紅葉。40分~50分ほど歩くと天然林を抜け若杉峠に着く、霧で何も見えない峠の東屋で少し休憩を取り足早に下山する。
下山後バスに乗り若桜町に向かう頃には晴れ間ものぞき快適なハイキング日和、車窓から晩秋の山々を見ながら、明日は良い天気かなと思い若桜鬼ケ城に向かう。中学校跡地横に登山口があり急な登山道を北に延びる尾根道へと向かう地元の人は『城山には登りませんから』と言う登山道は所々荒れ果てていました。尾根より三の丸跡を通り二の丸跡に着く、ここで私のお城の説明を聞いてもらったあと各自城跡を散策し、戦国武将やお姫様は大変だった等の賑やかな話し声、かっての活気を取り戻すかのように、静かな城跡に話し声がこだましていました。

 11月3日
朝食は雨煙漂う紅葉の山を見ながらの朝食、せっかくの良い景色が雨のことを思うと台無しに、日頃、晴れ男だと自画自賛していたのだがさすがに残念、食事が終わり雨は上がるとの天気予報なので、氷ノ山に登る事を皆に説明する。
バスで移動し登山口に着くが雨は上がらず雨具を付けての出発、1時間ほどで氷ノ山越に着く、運よく避難小屋は誰もいなかったので小屋で休憩をとる。霧で景色も見えない登山道を足元に注意しながら登っていく、途中から雨があられになり標高1400mあたりから雪へと変り、頂上は強い風が雪を叩きつけてくる。早々に避難小屋に入り一休み、ゆっくりできると思っていたが、次から次にと登山者が入ってくるため小屋の中は40人近い人、休憩もそこそこに小屋を出て下山をするが下山途中も多くの登山者が登ってくる。北海道トムラウシのことを思い出し他人事ながら心配する。雨の中ぬかるんだ登山道を慎重に歩き下山、登山口に着く頃には雨は上がり始めていた。登山靴の泥を落とし雨具を脱いでバスに乗るとコーヒーのいい香り、運転手さんがコーヒーと昆布茶のサービスしてくれ、一息つき帰路に着く。

 氷ノ山とは(高原リゾート氷太くんより)
天照大神の一行が東征の際ふもとの村で一夜を過ごされました。翌朝、天照大神は木々のこづえに朝日がそそぎ、まるで宝石のように輝く様子を見て思わず「日枝(ひえ)の山…」とつぶやかれたと言います。日枝の山はいつしか氷ノ山と呼ばれるようになりました。

記:小椋(勝) 写真:西村(晶)