オプション例会No.208

第13回スキーカーニバル北海道イン・ニセコノーザンリゾート・アンヌプリスキー場 例会記録

概要

『ニセコはスキーカーニバルで既に3回訪れています。昨年はニセコ最大のグラン・ヒラフを選びました。その北東側の花園ゾーンではオーストラリアのスキーヤーに強い刺激を受けました。今年はニセコで最も優雅で癒されるアンヌプリを選びました。蝦夷富士を真正面にしたロケイション、静寂なホテルと温泉、北海道ならではの歓びを味わいましょう。』

日時

2015年3月1日(日)~4日(水)

天候

3/1曇り時々雪 3/2曇りのち雪強風 3/3晴れ 3/4曇り時々晴れ

担当

紀伊埜本節雄、西村晶

集合

関西空港8:20

行程

関西空港⇒新千歳空港⇒北海道リゾートバス⇒ノーザンリゾート・アンヌプリスキー場の往復

参加者

大石隆生、和田良次、上原進一、安本昭久、安本嘉代、和田敬子、紀伊埜本博美、片山純江、脇本勇二 ・・・ 計11名

ノーザンリゾート・アンヌプリ・ホテル(旧日航アンヌプリ・ホテル)のフロントです。2007年にリニューアールされ、経営陣も2転3転したようですが、北欧風のアットホームな雰囲気がいい感じです。

スキーヤー出入り口です。スキーロッカー室に直結していて極めて便利な構造です。部屋数も少ないのか、混雑感は全くありません。

ホテルから広い下り斜面の先に6人乗りゴンドラと4人乗りクワットの乗り場が並んでいます。あまりに楽ちん過ぎて準備体操が欠かせません? さて、この便宜性は北海道でもNo.1と云えるでしょう。

初日、最初のクワットリフト乗り場です。やや人溜りが見られるのは強風でゴンドラの運行が停止されている為です。

今年、アッピ高原に続く2度のスキーとはいえ、初日のひと滑りは皆さん緊張気味です。互いに安全第一、危機管理の確認をしてのスタートとしました。

長いゲレンデをワンスパンづつ区切りをとりながら滑り込むと、次第に硬さがほぐれていくようです。上手も下手もない、滑降の心地よさ、解放感はスキーの醍醐味だ。

午後から強風が荒れ狂う。気温は低くないが安全のため低速運転としたリフトが風にあおられる。地吹雪で雪面が動くと目の焦点が定まらず、滑り止まった直後に立眩みが起こる。これは残念ながら高齢者特有の現象らしい。

2度目の無料休憩所で休む内に、強風の為全リフトが暫定的運行停止と発表された。実はこの後、リフト乗り場の閉められたシャッターの前で未練たらしく立ち並んでいたのはEPE面々のみでありました。

翌朝、天気は一転して快晴です。広々とした林間斜面を行くリフトの前方に白く輝くアンヌプリ峰(1308m)が現れる。ニセコには何度も訪れているが、しっかり冬の全貌を眺めたのは初めてのような気がします。

感動する眺望にしばし立ち尽くしました。ところでよく見れば、並ぶ3人の足元はいま話題のロッカースキーです。左右の2人は今年購入の新品、真ん中は昨年購入の新品です。とくとご覧ください。

ゴンドラと姿を現せた蝦夷富士です。支柱の際を華やかに滑り抜けるのは、EPEのS江さんです。今年、絶好調の成長レデイです。

蝦夷富士です。別名を羊蹄山(1898m)、北西面が見事に望まれます。こんな姿はめったに拝めません。この蝦夷富士、無雪期、積雪期と2度登った経験から眺めるのが一番の山です。但し、スキーで滑降するのは別としましょう。

ゴンドラの上に続く最終リフトと蝦夷富士です。さながら空中散歩の如き光景はいつまでも忘れないでしょう。乗客の1人はEPEのK代さんです。

この光景も言葉は無用です。 実はこの下に、アンヌプリ最上級の急斜面が控えています。絶景と緊張、無我の境地です。

最終リフトの到達地点、標高約1150m。背後のピークはアンヌプリ峰の前衛峰です。本峰は重なって見えません。ここから40~50分位で登れそうです。そのうち登ってみましょう。

最終日の滑降、その1。すっかり身に付いた華麗な滑りはK子さんです。ストックを捌く腕の振りが素晴らしいです。その他、皆さんの滑降振りは別項の動画にてご覧ください。

最終日の滑降、その2。零から4年目のYさんです。御年72歳、上級コースもボーゲンを駆使して確実に滑ります。お見事です。

最終日の滑降、その3。動画の撮影に大活躍のUさんです。その分、自分の映像に恵まれないハンディを背負われています。でも、貴重な動画のお陰でEPEのスキーは年々進歩しました。感謝しています。

シャンパンを手に乾杯!何やら怪しげな雰囲気のなかで予期せぬ出来事に遭遇しました。

アレ??、うれしくて有難くて感謝しました。その他コメントは差し控えます。

フィナーレの画面です。スキーよさよならまた来る日まで、覚えがありますか、この気持。

戦い済んでロッカー室のひととき、来年こそはもっと上手になるぞ、と誓いながら、

フロント廻りにこんな寛ぎのコーナーが3ヶ所もありました。その中央に暖炉の火が燃える豪奢なラウンジもあります。別のコーナーの一隅に、老婦人がひとり本を開らかれていました。チェクアウト後の静かなひとときです。

こじんまりとしたホテルには温泉も引かれています。(以前は無かった)小さな露天風呂もありました。充実したスキー例会に満足した足取は、軽やかに送迎のバスに向います。

 同じところをくるくる回るスキーのどこが面白いのだろうか?山登り屋さんは得てして敬遠します。機会を得ぬまま偏見をもつのは残念です。本格的な冬山にスキー技術は不可欠ですぞ、とは云ってもそんな理屈はすべて世迷い事、実はスキーは滑る事そのものが面白いのです。子供心に還る楽しさは無二なのです。だから止められない。

 ロッカースキーが評判のようです。今回で愛好者が4名になりました。違う玩具を与えられた子供のようにはしゃいでいます。たしかに、この用具は有効です。例えば、昔々単板にカンダハーで乗った頃に比べるとまるで別物です。しかし、元から滑る楽しさは変わりません、子供の頃の竹ゾリで滑った愉しさも同じです。どうでしょう、昔のわんぱくに戻ってみませんか、それが輪廻?と云うものです。 初心者も再開者もEPEスキーは大歓迎です。そしてひとりでも多くの人に、子供心に還る楽しさをお手伝いさせて頂きます。

動画記録はこちらです[撮影:脇本]

動画記録はこちらです[撮影:上原]

記:紀伊埜本(節) 写真:西村(晶)、大石、紀伊埜本(博)