オプション例会No.223

高島トレイル-4・二の谷山(608.2m)~駒ヶ岳(780.1m)~百里ヶ岳(931.3m)例会記録

概要

『高島トレイル4回目にしていよいよ南半の前半を歩く。駒ヶ岳周辺のブナ巨樹群が圧巻。』

日時

2015年10月31日(土)~11月1日(日)

天候

10/31:曇りのち晴れ 11/1:晴れ

担当

板谷佳史、村浪義光

集合

10/31 7:30 JR大阪駅中央改札口前(7:45発 新快速・敦賀行き乗車、9:05近江今津駅着)

行程

10/31 近江今津駅⇒(タクシー)水坂峠~二の谷山~桜峠~行者山~横谷峠~駒ヶ岳南尾根P693付近(泊)

11/1 泊地~駒ヶ岳~与助谷山~木地山峠~百里ヶ岳~根来坂~小入谷バス停⇒(タクシー)JR安曇川駅

参加者

小川眞裕美、安岡和子、安本嘉代、小椋美佐、江本恭子 ・・・ 計7名

水坂峠を出発

10/31 9:40 近江今津駅からタクシーにて前回の終了点、今回の出発点、水坂峠(280m)へ。トレイル起点から約37Kmの地点。出発時は時雨れて小雨が降る天気。

湖北が見え出す

今回最初のピーク、二の谷山への尾根を一時間ほど登ると湖北が見え出す。冬型の気圧配置で寒空が低い。日本海からの風が寒い

二の谷山への急登

二の谷山への急登が続く。600m程度に過ぎないピークへの登りだが初日の重荷にはこたえる

二の谷山に立つ

11:07 二の谷山(608.2m)に立つ。トレイル上のピークとしては目立たず地味な山、トレイル全長約80Kmのほぼ中間地点だ

日差しが出だす

午後になると冬型の天気が緩み、日差しが出だす。日本海側からの風は冷たいが、陰に入ると暖かい。

桜峠に出る

12:20 桜峠に出る。ここで国道367と県道を少し歩く、トレイル中で中央分水嶺を少しショートカットして忠実に辿らない部分

行者山への登山口

12:56 行者山への登山口に入る、ここから再び分水嶺に乗る

行者山の山頂

14:33 行者山の三角点(586.8m)に立つ。展望皆無、植林の中

紅葉の一枚

日に照らされた紅葉にしばしば立ち止まる

横谷峠に出る

16:00 横谷峠(450m)に出る、林道が横切る、ここでキャンプ用の水を補給する

テント設営完了

横谷峠から駒ヶ岳への登りが始まるが、計画した泊地まで明るいうちに行くのは不可能だ。16:50 予定より1時間ほど手前のP693付近の平坦地に泊まることとして、テント設営完了。キャンプの夜を過ごし、夜中には満天の星空と月夜、明日の天気に期待する

 

10/31 前回の終了点であった水坂峠に再び立つ。すぐ二の谷山への急登から始まる。予報通りの冬型気圧配置となっており、ルートが日本海側を辿ると西風が寒くふるえるほどだ。それでも午後になると日が射し始め紅葉を愛でながらの尾根歩きとなる。初日の重荷のせいもあり行程がはかどらない。水坂峠から12Kmほど進んだが、計画していたより1時間程手前だが日没を嫌って見つけたテント適地にて泊とした。夜の冷え込みを覚悟したが、風も無く意外と暖かな夜だった。

歩き始めると朝日が

11/1 6時にテント場を出発、6:34 琵琶湖対岸の鈴鹿方向から朝日が昇る。

駒ヶ岳南尾根を行く

7:32 駒ヶ岳南尾根は山頂直下2Km以上ブナ原生林が続く、尾根は広くやさしい風景につつまれる

駒ヶ岳山頂

8:06 駒ヶ岳(780.1m)に立つ、近江駒ヶ岳として知られる

駒ヶ岳からの湖北方面の展望

駒ヶ岳山頂からは湖北を挟んで伊吹、鈴鹿方面の展望が良い

駒ヶ岳西尾根を行く

駒ヶ岳から西尾根を行く、自然林が美しい

対面に百里ヶ岳

西尾根の対面には目指す今回最後のピーク百里ヶ岳が・・見た目はなかなか遠そうだ

与助谷山を通過

9:00 与助谷山(753.8m)を通過する。ここまでは昨日から誰にも出会わなかった

紅葉の向こうに日本海が

紅葉の向こうには日本海が見える

木地山峠

桜谷山(824.5m)を踏んだ後急下降して、10:08 木地山峠(660m)に降り立つ。ここは朽木・木地山から若狭・上根来へ越える古道が通じている

百里ヶ岳に到着

木地山峠から標高差約300mの今回最後の登りを頑張ると、11:28 百里ヶ岳(931.3m)に立つ。さすがに人気の山らしくこのピーク周辺でだけ他の登山者にも出会った

根来坂から鯖街道を下降

12:54 根来坂(830m)に降り立ち今回のトレイル縦走は終わる。そこから小入谷(おにゅうだに)への下降路は若狭と京都を結ぶ旧鯖街道

小入谷は紅葉と雲海が名物

13:31 鯖街道の途中から小入谷の紅葉を楽しむ。この後、14:20頃小入谷バス停に到着。今日は荷物が軽くなったこともあり快調に飛ばしては来たが1時間弱の差で13:38発のバスにはすでに間に合わずタクシーを呼ぶことに・・・16:10頃JR安曇川駅に着き解散する

 今回は5ツの峠、6ツのピークを踏破して約26Kmを縦走しました。途中一泊のテント地が計画より1時間ほど手前になってしまったことが最後までつきまとい、終着点である小入谷からのバス時刻に間に合わない結果となってしまいました。1日目の時間の読みが甘かったおかげで余計なタクシー代を出費させてしまいました。天候に恵まれ、紅葉も十分楽しめたことで穴埋めとさせて頂きます。

 この続きは来年4月末頃を予定しています。残るは約18Kmとなります。ぜひ全トレイルを完歩したいと思います。

記、写真:板谷