オプション例会No.224

小豆島・寒霞渓 星ヶ城山(816.1m)例会記録

概要

『小豆島に800mをこえる山があります。日本三大渓谷美の1つ、寒霞渓をたどり頂上へむかいます。この時期は紅葉と奇岩・怪岩のコンビネーションが特に素晴らしいとの事です。少し山から遠ざかっている人でも楽しめるハイキングです。フェリーの夜行便に乗り日帰りします。』

日時

2015年11月20日(金)夜~21日(土)

天候

晴れ時々曇り

担当

翁長和幸、野原勇

集合

11/20 22:25 JR大阪駅中央改札前

行程

11/20 22:40発東海道本線 新快速網干行き乗車、23:01三宮着 徒歩にて神戸港新港フェリー乗り場へ

11/21 0:45発 坂手港行きフェリー乗船(高松経由)7:15坂手港着 タクシーで寒霞渓裏登山口~石門~鹿岩~三笠山~星ヶ城山~三笠山~四望頂~烏帽子岩~紅雲亭バス停⇒(タクシー)坂手港⇒神戸

参加者

喜多田恵美子、牛山友幸、牛山恵美子、三原博子、和田良次 和田敬子、村木とも子、實操綾子、小川眞裕美、欅田克彦、小原武尚、安岡和子、小椋美佐、佐藤敏子、櫻井宏子、青木義雄、寄川都美子  ・・・ 計19名

連休前夜で混み合うフェリー乗り場

フェリーではこんな感じでゴロ寝

フェリーから見た瀬戸内海の朝日

乗ってきたジャンボフェリー

チャータしたマイクロバス

登山口の猪の谷池

8:00 いざ出発

さそりの爪のような奇怪な岩峰

幟岳(のぼりだけ) エイリアンが現れそうな岩峰

8:15 大師洞 弘法大師がここで修業したといわれている

ポッカリ空いた石門

星が城神社?

10:45 星が城山東峰着 北欧伝説の遺跡のような測量やぐら

11:30 三笠山広場でランチタイム

高取展望台より 二つの島のように見えるが地続き。右が「二十四の瞳」の舞台となった所

高取展望台より

錦屏風

13:40 紅葉亭着 この木の周りのみ少し紅葉があった

 連休前夜の為か夜行便のフェリーはかなり混み合っていた。坂手港で予約していたマイクロバスに乗り、登山口の猪の谷バス停へ。ここから日本三大渓谷美の1ツである寒霞渓二十景の裏八景が始まる。寒霞渓二十景とは表十二景、裏八景という名勝地である。

 急登が続くなか何回か奇怪な岩峰を見る。弘法大師が修業したと云われている大師洞でひと息ついた。朱塗りのお堂が洞窟の中にスッポリおさまっている。アーチ状になった石門をくぐり松茸岩までいくと島の海岸線がきれいに見えた。ロープウェイ山頂駅には車で登れる為、観光バスや車が多くとまっている。山道を登ってきた者には、何か場違いの感じがした。三笠山をへて西峰へ。西峰からの眺めは、なかなかのものである。「二十四の瞳」の分教場あたりが島のように浮かんで見える。星ヶ城山の最高点は東峰にある。頂上には石積みのトーチカのようなものがあった。その中にはお地蔵さんが何体か並んでいる。「測量用のやぐら」とあり「登るな!」の看板が目にはいった。お地蔵さんと「測量用のやぐら」とはどんな関係があるのやら。

 来た道をもどり三笠山でランチタイム。鷹取展望台でボランティアの人から景観について色々案内を受け、いよいよ寒霞渓・表十二景を下る。裏八景同様に奇岩、怪岩がつづく。中でも目をひいたのは錦屏風という岩の連なりである。なかなかのものである。つい「かつてのクライマー?」の目で見てしまう。今ではどこの岩場も登れないのに。寒霞渓二十景はほとんどが岩峰であった。もっとも印象深かったのは幟岳(のぼりだけ)。あたかもエイリアンの地球侵略基地のように、地上からニョキッと突き出ているのが面白かった。

 今回の例会は瀬戸内海にある816mの山を登る事と、寒霞渓の紅葉を期待して計画したのですが、今年の紅葉はあまりにも期待はずれでした。残念ながら暖かすぎて紅くならずに枯れ葉になっていました。

記、写真:翁長