オプション例会No.247

大峰・下多古川本谷遡行 例会記録

概要

『下多古川は大峰の渓入門コースと言える。普通は下部を省略してビワ滝から上部を遡行することが多いが、下部から遡行して上部は帰りのバスに間に合うよう時間調整しながら引き返すこととする』

日時

2017年8月13日(日)

天候

晴れ

担当

板谷佳史、大石隆生

集合

8:21 近鉄吉野線大和上市駅(阿部野橋駅6:50発吉野行急行又は7:10発特急に乗車のこと)

行程

大和上市駅8:30発(R169ゆうゆうバス)⇒9:24下多古~下多古林道終点~琵琶平~琵琶滝上部ハングした嵓付近~下降~滝見台を経て遊歩道下降~林道~16:27下多古発(R169ゆうゆうバス)⇒17:18大和上市駅

参加者

小川眞裕美、駒井万生子、村木とも子、山倉康次、古松育代、江本恭子、前田守 ・・・ 計9名

10:50 下多古の集落から酷暑の林道を歩いて琵琶平に着き、入谷の準備。

滝見台への遊歩道を少し進んでから入谷。日陰で暑さから解放され、水の冷たさが心地よい。

流れに浸食され独特な形になっている小滝。

流れの中を歩き、

滝の真横を登り、

涼味満点です。

苔むした岩を慎重に越えていく。

前方に15mの斜瀑と10mの直瀑が現れた。

ロープを出し、カラビナスル―で斜瀑を通過する。

上流に熊山ノ渡瀬の吊橋が架かっている。

揺れる吊橋を間隔をとって渡る。

琵琶滝を巻くために遊歩道を登るが、荒れている。

12:50 琵琶滝を眺める滝見台に着く。

2段50mの全体を見ることができないが、それでも十分見応えがある.

巻道から琵琶滝の今は流れがない右岸側の落口に立つ。

左岸側の落口からは、50m下へと流れ落ちている。

13:20 ハングした嵓に寄りかかる岩の下をくぐり抜けるところまで遡ってきた。バスの時刻が気になるので、遡行はここまで。

14:20 琵琶平に戻り、余裕をもって下多古のバス停へと下る。

 下多古のバス停から1時間以上の炎天下の林道歩き、車での入山者も少ないのか林道の奥は倒木で塞がれたままだった。案内では下多古川を下部から遡行としていたが、困難度や所要時間を考慮して一般的な琵琶平から上部の遡行に変更しました。琵琶平からすぐに入谷、いくつかの5~15m程度の滝や美しいナメ滝を遡って行く。最初は恐る恐る流れに入っていた初心者の方も次第に慣れてこられたようで、楽しく涼しい時間を過ごす。熊山ノ渡瀬と呼ばれる場所で遊歩道の吊り橋に出会う。ここから時間稼ぎのためしばらく遊歩道を辿る。途中滝見台の東屋があり琵琶滝50mが遠望できる。琵琶滝の落ち口へ向かいそこでしばらく遊ぶ。更に上部へ向かうがオーバーハングした大きな嵓を目の前にして少し物足りないが、引き返すべき時間が来てしまった。

 今後ともE.P.E.クラブの手に負えて楽しめる範囲の谷を探して沢登りシリーズを続けたいと考えています。

記:板谷 写真:大石