オプション例会No.250

大峰山系集中登山 例会記録

概要

『15周年を記念して大峰に大集合! 五つのコースを登り夜はバンガローで15周年を祝って宴を催します。秋の大峰の紅葉を見ながらの登山は格別です。夜は鍋を囲み歓談しましょう。』

日時

2017年11月11日(土)~12日(日)

天候

両日とも曇り一時晴れ

担当

小椋(勝)、山倉、板谷

集合

バス利用者 AM7:00難波・南都銀行前(7:15出発⇒9:00洞川キャンプ場着)、マイカー利用者 AM9:00洞川キャンプ場

行程

11/11  各コース登山の後、キャンプ場にて祝宴

Aコース(観音峰コース)L:板谷

洞川キャンプ場⇒(バス)観音峰登山口~観音峰~三塚~法力峠~ごろごろ水⇒(バス)洞川キャンプ場

Bコース(稲村ヶ岳コース)L:山倉

洞川キャンプ場⇒(バス)ごろごろ水~法力峠~稲村小屋~稲村ヶ岳~稲村小屋~レンゲ辻~大峰大橋⇒(バス)洞川キャンプ場

Cコース(大天井コース)L:杉本(康)、野原

洞川キャンプ場~小南峠~小天井~大天井~五番関~毛又橋⇒(バス)洞川キャンプ場

Dコース(山上ヶ岳コース)L:西村(晶)、脇本

洞川キャンプ場⇒(バス)大峰大橋~洞辻茶屋~山上ヶ岳~レンゲ辻~大峰大橋⇒(バス)洞川キャンプ場

Eコース(ハイキングコース)L:小椋(勝)

洞川キャンプ場~洞川自然研究路~カリガネ橋~面不動鍾乳洞~洞川キャンプ場

11/12 AM9:00解散⇒(バス)12:00難波着

11/11 9:40 送迎バスとマイカーで集合した総勢48名、担当者から開催の
挨拶の後、集中登山はラジオ体操から始まりました。この後、各コースに別れて出発

Aコース(観音峰コース)

参加者

板谷佳史、保木道代、村木とも子、安本昭久、黒澤百合子、寄川都美子、(山岳会)宇津大地、伊達香織、山崎香里、伴久美子、佐久間千鶴 ・・・計11名

11:56 観音平に到着しばらく休憩する。予定より遅れて、虻峠の登山口を出発できたのが11時であった。あまりゆっくりしていられない

観音平から上に向かう、紅葉の森と地面が続く。山岳会現役の若い方は来る冬山に備えて石を詰めたザックを担ぎトレーニングを兼ねている

12:27 観音峰展望台に到着するが、晴れていた空は雲が厚くなり展望は得られない

観音峰三角点への登り、樹林が葉を落として見通しは良くなっているのだが、稲村ヶ岳は雲の中で全く見えない

大半が落葉してしまっているが、まだまだ紅葉は残っていた

体が黄色く染まりそうなほどの紅葉の中を登って行く

13:07 観音峰三角点(1347.4m)に立つ、昼食休憩とする

13:49 更に尾根を辿って三塚(1380m)に立つ

三塚の稜線から寒そうな冬空の下に金剛山、大和葛城山の展望が・・

14:45 法力峠に出て稲村ヶ岳登山道に合流する。この後五代松鍾乳洞を経て15:30頃ごろごろ水に下山完了した

 みたらい渓谷を訪ねるツアー客等に混じって虻峠登山口の橋を渡る。肌寒い天気で汗もかかずに観音平へ。その先しばらく急登だが、後ろに現役の若い人がついて来ているので心強い。染みるような紅葉の中を展望台から三角点へと登って行く。その先少し痩せた岩混じりの三塚の稜線を行くと、近づく冬を思わせる北風が吹き抜ける。期待した大峰山系の遠望は全く得られないまま法力峠へ。洞川まで歩いて帰る予定であったので下山を急ぐ。ごろごろ水まで下ってB、Dコースの送迎バスを待って便乗させてもらった。

記、写真:板谷

Bコース(稲村ヶ岳コース)

参加者

山倉康次、大石隆生、小川眞裕美、安本嘉代、村浪義光、森本善博、(山岳会)安部泰子 ・・・計7名

10:20 母公堂手前から入山

11:25 紅葉がとっくに終わり、冬枯れの気配がする法力峠に着く。

ガスが出てきた中、落葉が積もった登山道を登っていく。

稲村小屋手前の朽ちた桟橋を通過

12:33 稲村小屋が建つ山上辻に。コルで風が吹き抜けるので寒い。

一瞬ガスが切れ、前方に大日山の尖峰が薄っすらと見えた。

13:20 稲村ヶ岳着

大日山の東面をトラバースしていく。

13:53 稲村小屋まで戻ってきた。

レンゲ辻へ向かう

14:44 レンゲ峠に着く。ここにも女人結界門がある。

レンゲ坂の下降

登山道は流れの横を行くようになり、林道までもう少しか。

16:10 マイクロバスが待つ清浄大橋に下山。

 大阪からのバスが少々遅れましたが総勢約50名、ラジオ体操で15周年記念登山の開始です。各パティ―はバス移動で登山口まで出発、我々は小椋パーティーのマイカーにお世話になり母公堂まで送ってもらう。母公堂の守り人らしきおじさんのチェックと注意事項には大石さんらが対応してくれ、10時20分入山。法力峠までは植林の間を登ります、所々に架けられた木製の桟橋は滑りやすく、崩壊したところも有り少々気を遣うところです。小一時間の登りで法力峠で小休止、この辺りまで来ると植林から落葉樹になってきます、心配していた雨もなくまずまずの天気ですが、風が出始め手が冷たくなってきました。稲村小屋手前ではますます風が強まり12時35分稲村小屋に到着、公衆トイレの陰で風をしのいで休憩しますが、寒いので早々に出発し13時20分、強風とガスの稲村が岳展望台に到着。ここでも長居は無用と写真撮影後早々に下山を開始しました、あとは下るのみ。休憩を稲村小屋とレンゲ峠下で取りましたが誰もゆっくり座る人もなく、レンゲ坂のガレ道に注意しながら16時大峰大橋へ無事下山しました。

 久しぶりに会う仲間、初めての人、宴会では昔話やこれから行きたい山の話などで大いに盛り上がりました、準備して下さった方々に、改めてお礼を申し上げます、ありがとうございました。

記:山倉 写真:山倉、大石

Cコース(大天井コース)

参加者

杉本康夫、野原勇、小椋美佐、安岡和子、北山かな、前田守、三原秀元、有永寛、(山岳会)栂哲夫、牧村市和 ・・・計10名

10:30 バスでCコース登山口のある五番関トンネル前まで送ってもらい、登山スタート。

五番関まで急登が続きます。

10:45 五番関到着、小休止。

山上ヶ方面には女人結界門がありました。

大天井ヶ岳へ向かって適度なアップダウンが続きます。

11:30 大天井ヶ岳頂上到着

誤って岩屋峠方面へ向かってしまったため、再度大天井ヶ岳へ戻り正規の小天井ヶ岳へ進む。正規コースの入口は大天井ヶ岳頂上から直接分岐しているのではなく一旦奥駆道方面へ僅かに下り、二俣を左へ。50分程度のロス発生。

大天井ヶ岳から小天井ヶ岳を経て小南峠への道は「弘法大師の道 コーボートレイル」とも呼ばれている吉野山から高野山まで55km余りのロングコースの一部。大天井ヶ岳からずっとこの標識とテープが続いていました。

15:00 祠のある旧小南峠から南下、洞川下市線の車道に出てキャンプ場に向かいます。

15:20 洞川キャンプ場到着、お疲れ様でした。

 泉州山岳会のお二人を迎え洞川キャンプ場から五番関トンネル入り口までバスで送ってもらう。トンネル横の東屋から五番関まで登ると女人結界門の横で、この門は女性にとってはうらめしい限りの門ではないでしょうか。大天井ヶ岳の山頂は小広場状になっていて休憩するのに丁度良い所です。ここから岩屋峰に行くルートもあるので気を付けないといけない所でもあります。小天井岳までは細い尾根で、最後まで踏み跡程度で落ち葉に覆われ気持ちの良く歩くことが出来ます。途中一瞬の晴れ間で柏原山方面の紅葉が見ることが出来ました。旧小南峠は昔修験者が山上ヶ岳の帰路に利用することが多かったと伝えらていますが、昔の面影はなく祠のみが残っているだけです。このあとも途切れ途切れの踏み跡程度の道であっけなく舗装道路に降り立ち予定より早くキャンプ場に到着しました。

記:杉本(康) 写真:野原

Dコース(山上ヶ岳コース)

参加者

西村晶、脇本勇二、岩本和行、渡辺健、(山岳会)小門友則、桝田誠寛、関田渉、武田直史、植辻康二 ・・・計9名

キャンプ場で小椋さんのご挨拶、ラジオ体操後、バスで移動、毛又大橋より出発 10:15分

ブナの紅葉も見頃の清浄大橋

10:30 我が国唯一、山上ヶ岳女人結界門の一つ

11:34 お助け水は少々淀んでいました

ぎりぎり止んでくれた雨でしたが幻想的な霧の中を登る

12:10 小休止した洞辻茶屋をあとに

鐘掛け岩下部の鎖場

12:51 親の言う事聞くかー!!ご存じ西の覗きより

13:10 冬季閉鎖中の大峰山寺

15:24 レンゲ辻の悪路を下って全員無事に毛又大橋着

 天気予報では曇り後晴れの予報だが、空を覗くと雲行きがあやしい。大峰大橋からの登山は42年ぶりの登山となる。1時間30分程で洞辻茶屋に到着して小休憩、道を覆うように茶屋が立てられており、中の雰囲気は始めて来た時と変わらないなと感じた。現役の若い人もおられるのでEPEの例会で歩くより、少しスピードを上げながら歩いたので額に汗が流れました。大峰山寺前で小休憩後に笹の生い茂った山上ヶ岳頂上で記念撮影後、細い尾根筋を下りにレンゲ辻に向かいました。レンゲ坂谷の登山道は落ち葉に覆われて滑りやすくて荒れている山道で何度も足を滑らせました。現役の若い人たちと話しをしながら山を一緒に歩けて楽しかったし、気持ちが良かった山歩きであった。

記:西村(晶) 写真:脇本

Eコース(ハイキングコース)

参加者

小椋勝久、村木正人、青木義雄、上原進一、和田良次、神阪洋子、近藤さとみ、和田敬子、川崎喜美子、寺島直子、大森朋江 ・・・計11名

10:45 キャンプ場の管理事務所の前で挨拶し出発

村中の里道自然研究路まで歩く、紅葉がきれいだ

洞川自然研究路の看板 ここから登山道になる

紅葉の真っ盛り中、登山道を歩く

緑、黄色、赤 まさに芸術の秋です

12:00 展望台から洞川の町並みを見下ろす

カリガネ橋に到着

吊り橋を神妙な気持ちで渡る

12:59 面不動鍾乳洞に着くしばらくここで休憩

面不動鍾乳洞を後にして下山する

洞川の町が綺麗だ

途中龍泉寺に寄り、紅葉を見る

龍泉寺の紅葉

紅葉の中、泊地のキャンプ場に向かう

 送迎バスが遅れたため 出発が遅れる中、最後のEコースがようやく出発できるようになり、管理事務所前で挨拶をすませ出発する。

 このコースの参加者は久しぶりに歩く人や、体調の悪さでしばらく休んでいた方が多いので時間をかけてゆっくりと歩くことにする。しばらく里道を歩き自然研究路に入る ここから山道になり紅葉の中、大原山方面に向かう。終わりかけた紅葉を惜しみながら山道を歩き展望台に着く展望台で昼ご飯を食べて途中カリガネ橋を渡り面不動鍾乳洞方面に向かう。面不動鍾乳洞に着き時間がある事と下山した後の用意などのことを考えると少しゆっくり休憩する。鍾乳洞を後にして下山し途中龍泉寺により紅葉を楽しみながら泊地へ向かった。

記:小椋(勝) 写真:村木(正)

創立15周年祝宴の部

17:30 皆さん時間通りに下山ができ夜の宴会の部が始まる。担当者小椋(勝)さんと板谷代表の挨拶。暖かなキャンプ場の大部屋を借りることができて幸いでした

泉州山岳会桝田会長の挨拶

桝田会長の乾杯の音頭で宴会が始まる

泉州山岳会からの参加者の紹介、めったに無い山岳会現役の方々との交流の場ともなりました

最初は静かに歓談していたが席を立ち賑やかな宴会になる

宴会風景

宴会風景

この後用意した鍋もなくなりかけ宴会も終わり就寝につく

11/12 朝、終了の挨拶の後解散しました

迎えのバスに乗り最後の組が出発しキャンプ場に静けさがもどる

 この企画を考え役員会で提案した時点では30人ぐらいの参加者で十分だと思っていました。

 しかし実際には50人近い参加者が集まり、雨が降ったらどうしようか、食糧計画は?バスの手配は?などと不安が募り当日まで心配で中々休むことができませんでしたが皆さんが手を差し伸べてくれたので無事終わることができました。

 宴会は板谷代表の挨拶から、泉州山岳会桝田会長の挨拶と乾杯の音頭、山岳会からの参加者の紹介等の後、始まる。

 最初は各テーブルごとで静かに食事をしていましたが、次第に打ち解け、あっちこっちのテーブルに座り山岳会、EPE入り乱れて山談義に花が咲きました。9時になり宴会が終りにちかづくと誰が言う事もなく皆さんが協力し片付けが始まり就寝に着きました。EPEの皆さん参加して頂いた泉州山岳会の皆さんありがとうございました。

 又、ハイキングコースの皆さん入浴も行かず早くから夕食の用意ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

記:小椋(勝) 写真:村木(正)