オプション例会No.251

余呉トレイルの山・柳ヶ瀬山~椿坂峠~大黒山~妙理山
例会記録

概要

『春に行市山~柳ヶ瀬山(玄蕃尾城跡)を訪ねましたが、その先の中央分水嶺も余呉トレイルとして整備されていますので椿坂峠までたどってみましょう。二日目は東に並行する大黒山~妙理山へ、このあたりまで淀川の源流域なのです』

日時

2017年11月25日(土)~26日(日)

天候

11/25:雨後曇り 11/26:曇り一時晴れ

担当

板谷佳史、小椋勝久

集合

11/25 7:30JR大阪発新快速塩津行きに乗車

行程

11/25 9:24木ノ本着⇒(マイカーに分乗)柳ヶ瀬P(椿坂トンネル北口に車デポ)~柳ヶ瀬山(439.2m)~玄蕃尾城跡~沓掛山(559.3m)~ノミ峠~椿坂峠~椿坂トンネル北口(柳ヶ瀬Pの車回収)⇒民宿文右エ門(泊)

11/26 (泊地)⇒(マイカーに分乗)椿坂トンネル北口(椿坂BSに車デポ)~椿坂峠~大黒山(891.5m)~妙理山(901.5m)~妙理山西尾根~椿坂BS(椿坂トンネルの車回収)⇒JR木ノ本駅

参加者

村木正人、村木とも子、寄川都美子、黒澤百合子、安本嘉代、保木道代、小川眞裕美、村浪義光、北山かな、渡辺健
・・・ 計12名

JR木ノ本駅で全員集合し、柳ヶ瀬へ。椿坂トンネル北側出口の旧国道ゲート前に車をデポする、この頃はかなりの雨

10:40 デポ組は柳ヶ瀬山登山口まで折り返し注意事項を聞き登山を始める。雨は小降りになった

雨が降ったり止んだりの中 谷沿いの柳ヶ瀬山登山道を歩く

まだ紅葉の残る登山道

11:26 倉坂峠に出て、柳ヶ瀬山への急登を登る

峠付近では雨に洗われたムラサキシキブが美しい

11:38 玄蕃尾城跡の案内板の前にて

今回は時間がないので玄蕃尾城跡を探索とはいかないので、通過して先を急ぐ

玄蕃尾城搦め手から余呉トレイルに入る

東に明日登る妙理山を見る、向こうはかなりの積雪があるようだ

散りかけた紅葉の中 尾根道を歩く

踏み跡もテープもない登山道を歩く。余呉トレイルと言っても道標らしきものは全く無い、なかなか手ごわい

14:30 沓掛山(559.3m)三角点に到着

かすかに「余呉トレイル沓掛山」と読める山名板が枝に懸かっていた

沓掛山からの下山道は尾根が複雑に折れ曲がりGPSなくしては進めない

15:59 椿井嶺(623.0m)まで稜線を辿る予定だったが時間も迫ってきたので今回は省略する。ノミ峠を経てやっとの思いで旧国道の椿坂峠に到着ここから車のデポ地点まで歩く

16:18 車デポ地に到着

宿泊地の文右エ門にてごちそうを囲み本日の疲れを癒す。琵琶湖の幸、鴨鍋等の料理に舌鼓を打つ うまい!!

11/25

 椿坂峠に車をデポしに行くと、知らなかったが新しく椿坂トンネルが開通しておりしかも旧道へのゲートは閉鎖されており、車では峠に行けないことが分かった。やむを得ずトンネル北口に駐車して柳ヶ瀬に戻る。

 時雨れ模様だがまだ紅葉の残る中を柳ヶ瀬山、玄蕃尾城跡へと登っていく。その先余呉トレイルを辿って行くが踏み跡は薄く雨で酷いぬかるみの道、足元や膝くらいまでをドロドロにしながらの登山になった。GPSを携行したがそれでもルート探しに少し苦労しつつ椿坂峠への林道に出た時はホッとしました。

昨夜から快晴となった、早朝の余呉湖。ワカサギ釣りの人が盛況

7:40 泊地を出発する

車を1台下山口の椿坂の集落にデポし全員で椿坂トンネル出口のゲートに向かう

9:10 椿坂峠の手前大黒山の登山口 林業関係の物か?モノレールが有る

モノレールのレールが登山道の真ん中を占拠しており、幾度も跨ぎながらの登行 ウンザリする

標高530mあたりのブナの巨木を通過する 見事なブナだ

標高750mあたりに来ると雪も少し多くなる

大黒山の直下がモノレールの終点 積雪も30cm位ある(帰ってから調べるとモノレールはK電力が送電鉄塔の建替え工事の為、物資人員を運ぶ為のものらしい)

10:25 大黒山山頂(891.5m)に立つ

大黒山から妙理山へと向かう11月末というのにこんなに雪が有り楽しい

11:42 点標鯉谷(781.3m)の鉄塔を通過

鯉谷と西妙理山と中間あたり標高650mあたりの広いブナ林の中を歩く

西妙理山直下の急登を登る

13:40 西妙理山分岐に着く 遅れている人がいるので有志のみザックをデポし妙理山へ向かう

13:54 妙理山到着

雪に埋もれた妙理山の三角点(901.5m)

西妙理山分岐で全員集合し妙理山を後に下降し始める

15:30 妙理山西尾根の悪路をやっとの思いで下降し 椿坂集落に下山 この後椿坂トンネルの車を回収し木ノ本の駅に向かう

余呉トレイル2日間のGPS軌跡(カシミール3Dにより作成)
(大国山から妙理山への分岐を通り過ぎて東への尾根を進んでしまい引き返しました。妙理山往復時GPS携行せず記録がありません)

11/26

 昨日の紅葉の山とは様子が変わってすっかり冬山状態の大国山の稜線からは敦賀湾と敦賀の街が望まれた。日本海側気象の山ということだ、展望と積雪の様子がそう教えてくれた。

 村浪さんが以前に下見に来てくれているおかげでスムーズに山頂に立った。冬空ではあるが時折り日が差す天候で暖かい、遠くの展望も良く快調に妙理山への稜線を行く。快調すぎて分岐を通り過ぎてしまったが引き返した後は順調に妙理山へ。午後から厚い冬の雲が出て夕暮れのように暗くなった中を疲れた足を引き摺って椿坂の集落へと下山し、解散としました。

記:板谷 写真:小椋(勝)、渡辺、板谷