オプション例会No.264

比良・口ノ深谷遡行 例会記録

概要

『EPEでは11年前に例会がありました、再び遡行してみたいと思います。涼を求めて水に遊ぶ機会です』

日時

2018年9月2日(日)

天候

曇り

担当

板谷佳史、大石隆生

集合

7:10 JR大阪駅中央改札口前(7:15発新快速米原行、山科乗換⇒8:22堅田着⇒(タクシー)坊村着)

行程

坊村~口ノ深谷出合~口ノ深谷遡行~ワサビ峠~御殿山コース下山~坊村⇒(タクシー)JR堅田駅

参加者

小川眞裕美、脇本勇二、村木とも子、保木道代、前田守、山倉康次、村浪義光、北山かな、小椋美佐 ・・・ 計11名

9:00 堅田駅からタクシ―で坊村に着き、敦賀市から参加の村浪さんと合流する。

9:50 口ノ深谷出合の手前の林道で装備を着けた後、遡行の注意がある。

10:12 遡行開始。

人数が多いので、滝に群がっているという状態。

流れに足を入れ慎重に登っていく。

7mの斜滝。滝身を登れそうだが左岸の斜面から巻く。

廊下の奥に7mの滝があり、ロープをセットし右の側壁をカラビナスル―で越える。

形が良い8mの滝。ここもカラビナスル―で越える。

ホッとする間もなく小滝が現れる。

13mの滝。滝の下をくぐるのを嫌って右岸をカラビナスル―高巻く。

小滝はまだまだ現れる。

6mのチョックスト-ンの滝。右岸を直上。

小滝といっても侮れないものもある。

ザックを降ろし、前引き後押しで岩の間をすり抜ける。

15mのこの谷で最大の滝。左岸を高巻く。

17:15 ワサビ峠への登山道と交差し、遡行はここで終了。

18:20 夕暮れ迫る御殿山に着く。この後にはヘッドランプを点けての長い下りが待っていた。ここから降る途中でタクシーに電話しておく、こういうところは携帯電話の無かった昔の登山とは違う点だ。

20:10 日がとっぷりと暮れた坊村に戻る。本日の行動時間は11時間で、皆さんお疲れさまでした。

 少しでも遡行時間を捻出するため、大阪駅乗車時刻を早め、堅田からはタクシー使用。坊村で敦賀からの村浪さんと合流し、40分ほど明王谷の林道を歩く。

 久々の比良の谷歩きだ。順調に遡って行くが、11名パーティが悪場を通過するには時間がかかる。慎重を期してロープを使用するとなると、なお更瞬く間に時間が過ぎて行く。谷の中間付近右岸にある炭焼窯跡を通過した時点で坊村からの帰りの路線バス乗車は諦めるが、ここまで来たら明るいうちに遡行終了点に達するしかない。その先顕著な狭い岩の隙間を通過する箇所で11年前のシーンがよみがえった。まだ充分明るい17時過ぎ登山道と出会うことができホッとする。予報と違ってポツポツの雨もすぐに止み、ヒルとの遭遇も皆無でよかった。

 その先は知れた登山道、御殿山を下降する頃にはヘッドランプのお世話に・・それにしても遅すぎる、次回からの計画時にはもっと考えなければいけないと思いつつ、坊村への夜道を急ぎ20時過ぎに坊村着。

 帰ってから2007年の同ルートの記録を確認すると今回は2時間以上遅いペース、リーダーも10年前と同じ調子で行けると思っていてはいけないということだ。反省

記:板谷 写真:大石