オプション例会No.268

新潟・越後駒ヶ岳(2,002.7m)~中ノ岳(2,085.1m)縦走
例会記録

概要

『越後三山のうち二山を縦走します。三山目の八海山までとしたいところですが、途中少しレベルが高い箇所があるので避けました』

日時

2018年9月21日(金)~24日(月)

天候

9/22:雨時々止む /23:晴れ /24:晴れ

担当

板谷佳史、杉本康夫

集合

9/21 21:30ナンバOCAT発 新潟三条行南海高速バスに乗車

行程

9/22 6:56JR長岡駅前着⇒7:47長岡発上越線⇒8:23小出着⇒(タクシー)枝折峠~明神峠~道行山~小倉山~前駒~駒ノ小屋(泊)

9/23 駒ノ小屋~越後駒ヶ岳~中ノ岳避難小屋(泊)

9/24 中ノ岳避難小屋~中ノ岳~日向山~十字峡登山口⇒(タクシー)JR六日町駅解散

参加者

安岡和子、小川眞裕美、脇本勇二、村木とも子、小椋美佐、北山かな、保木道代 ・・・ 計9名

 

9/21 9月に入って台風や秋雨前線により晴天が少ない。今回も一日目は雨を覚悟でナンバ、梅田、京都から高速夜行バスに乗車してJR長岡駅へ向かう。

9/22 9:44 着いた時はかなり降っていたが、しばらくで小雨になり、枝折峠を出発

10:22 明神峠の枝折大明神 銀山平へ通じる銀の道を通る人々を見守っておられます。

ナナカマドの実が赤く熟れています。

11:38 道行山に到着、ガスで眺望がありません

12:37 小倉山 ここで駒ノ湯登山口からのルートと合流します

14:40 前駒と駒ノ小屋の間にある数か所の岩場を横切ります

15:05 駒ノ小屋に到着、今日はここまでです。ガスで何も見えません

管理人にビールを分けて頂き、明日の晴天を期待して乾杯

9/22 上越線に乗り継いで小出駅からジャンボタクシーで枝折峠へ・・、降り立つとかなりの雨脚だ。すでに長岡駅で雨覚悟の準備をしてきたのですぐに駒ノ小屋に向けて出発する。時々止んでまた降るの繰り返し、幸い風はほとんど無いので傘で十分しのげる。眺望皆無の我慢の登高を続けて樹林帯を抜ける頃には雨もすっかり上がる気配で爽やかな空気の中、駒ノ小屋管理人が迎えてくれた。小屋内では火気禁止、屋外でとの決りあり炊事が多少不便だが小屋のマットや毛布を借りることができ、ビールも分けてもらえたのでありがたい夜を過ごす。
 偶然の再会だが、ここの管理人は魚沼出身である脇本さんの同級生だった。

9/23 5:37 小屋の前で朝食、ここでは小屋の中ではコンロが使えません

5:40 昨日の雨は止んで、晴れの日の出はうれしいものです

6:44 出発前、駒ヶ岳を背に小屋の管理人に写してもらいました

越後駒ヶ岳山塊に三つある二百名山のうち最難関の荒沢岳と雲海

朝日を浴びて越後駒ヶ岳山頂を目指す

遠くに縦走先の中ノ岳と今日宿泊予定の中ノ岳避難小屋が見えます

7:15 越後駒ヶ岳の頂上、一等三角点があり猿田彦大神像などが安置されています

遠くに八海山の頂上岩峰群が見えます

8:20 天狗平付近、後のピークから下ってきました

目指す中ノ岳方向を見上げると紅葉がだいぶ進んでいる

縦走路の東側は急峻な北ノ又川に切れ落ちており豊富な雪渓が残る

花の少ない時期だが足元にはコゴメグサだけが多く見られた

12:40 中ノ岳避難小屋に到着した、早く着いてしまったが小屋内で9人分の場所を確保することも大切なので早いに越したことは無い

13:14 時間もあるので今日のうちに中ノ岳山頂を往復する、午後からガスが出て眺望はあまり無いが、展望指示板の前で話もはずみます

9/23 小屋前で朝日を拝みながらの炊事と朝食となる。今日は雨の心配は無いし、泊地の中ノ岳避難小屋まで6時間程度の行程なのでゆっくりの出発とした。少しの登りで越後駒ヶ岳山頂に立つ。そこから中ノ岳までの主脈縦走路はいくつも岩峰を越えて行く岩混じりのルートで多少の気遣いが必要だ。左に荒沢岳、右に八海山といういずれも急峻で立派な岩山を間近に眺めながらの縦走である。そろそろ紅葉が始まった鮮やかな斜面を愛でながら早いうちに中ノ岳避難小屋着。念のため今日のうちに中ノ岳山頂を往復しておく。ここの小屋には管理人は居ないし火気禁止でもないので、小屋内で炊事でき快適な夜を過ごした。

9/24 5:28 中ノ岳避難小屋を出発、最終日である。迎えのタクシーの予約時間までに下山しなければならない

再び中ノ岳山頂を通過、遠く会津、日光、尾瀬方面の山々

5:42 雲が出ているので日の出時刻より遅れて太陽が顔を出しました。左の鋭鋒が荒沢岳です

6:52 十字峡への下降路、七合目の小天井付近です

7:29 六合目と五合目の間には池が点在し、トンボも見かけます。上に写っている建物は「雨量観測所」です

7:33 日向山に到着、十字峡登山口まであと半分です

途中クサリ場をまじえた急降下、粘土質の斜面に転んだりしながらようやく平地に降り立つ

10:39 十字峡登山口に無事下山しました、ここで予約しているタクシーを待ちます

9/24 駒ノ小屋では吹き曝しの屋外でガスを焚いたので消費量大となり残量が心配だったが、それも杞憂に終わり、朝日を浴びながらの最終日の出発に心躍る。再び中ノ岳山頂を踏んだ後、遠く会津、日光、尾瀬、谷川、妙高火打等までの大展望を眺めながら主脈縦走路を行く。まもなく十字峡への尾根の下降に移る。高度を下げると暑い日差しの中となり疲れた足を引きずりながらの急下降が続く。ようやく十字峡に下山完了し、迎えのタクシーを待った。六日町駅に出て解散としました。

記:板谷 写真:杉本(康)、板谷