オプション例会No.274

四国・三嶺(1,893.6m)例会記録

概要

『3月の四国の山、百名山は済んだので、次は二百名山の筆頭三嶺(みうね)を目指します』

日時

2019年3月23日(土)~24日(日)

天候

3/23:曇り夕方から雪

3/24:吹雪後晴れ

担当

板谷佳史、山倉康次

集合

3/23 7:30梅田阪急三番街高速バス乗り場(7:40発阿波池田行高速バスに乗車)

行程

3/23 11:23阿波池田BT着⇒(タクシー)R439名頃登山口~三嶺小屋(泊)

3/24 三嶺小屋~三嶺~大タオ~西熊山~天狗峠~西山林道登山口~久保⇒(タクシー)三好BS⇒16:40発大阪行高速バスに乗車⇒20:13梅田着

参加者

村木とも子、村木正人、脇本勇二、上野あさみ、小椋勝久、安岡和子、保木道代 ・・・ 計9名

3/23 13:30 名頃登山口でタクシーを降り出発の準備中。山頂直下の三嶺ヒュッテ(避難小屋)まで3.5時間ほどの予定

最初は急登が続く

14:10 傾斜が緩んだ所で最初の休憩、曇ってはいるが暖かな天候

16:25 樹林が切れて明るい尾根となり、笹と岩混じりの急登となる。この頃から小雪が舞い出す

16:50 頂上稜線に出ると固く凍った残雪が残っている、雪混じりの強風で寒い、前方のピークを越えると三嶺ヒュッテでした

今夜の宿、三嶺ヒュッテに到着。ここまで出会った登山者は下山の2、3名のみ、泊まりは我々だけ。

小屋から山頂まで10分ほどだが、ガスに隠れている。雪は降り続き積もりそうな気配

小屋でのひと時、持ち寄ったウイスキー談義が始まる。外は雪が降り続き視界不良、足跡は隠されて遠くには行けない

3/23 昨年、剣山の時お世話になった美馬のタクシー会社に無理をお願いして阿波池田周りで祖谷の名頃登山口まで送ってもらう。親切にも迎車料金無しのサービス。桜が咲き始めた祖谷の山あいを眺めながらのんびりと登山口へと走る。登山口の休憩所やトイレは冬季閉鎖され、今はさびしい登山口である。暖かな中を登って行くが1600mを越えたあたりから雪が舞い始め翌朝にかけ降り続く天気となった。

3/24 5:50 アイゼンを装着して出発準備、今日1日稜線上ではアイゼンのお世話になりました

小屋前に集合。下界は桜の季節だが一夜明けた三嶺は冬に逆戻りとなりました

稜線は深く掘り込まれた道が多く、新雪の下に岩が隠されていて歩きにくい

ガスっているが視界は結構利くので予定通りのコースで縦走できそう

山頂三角点に到着

6:25 風雪の三嶺頂上にて

6:45 西熊山へ向かう、右からの地吹雪の中

このあたり夏道がはっきりせず、ササを漕いで進む箇所も多い。GPSでのルート確認も必須

8:28 西熊山(1816.0m)に到着

9:00 お亀岩避難小屋への下り、吹雪が止み青空が見えてきました

暖かな日差しが戻った、お亀岩避難小屋で休憩の後、天狗峠へ向け出発

9:50 天狗峠への登り、樹氷が美しい

10:00 地蔵の頭へ向かう痩せ尾根を登る、高知県側は切れており要注意

10:30 天狗峠に到着、来た道を振り返る余裕も出てきた

10:44 天狗塚分岐にて、ここから後方に見える天狗塚(1812m)を往復する予定だったが、時間不足のため中止して下降することに

下山路からの三嶺展望

12:25 西山林道登山口へ到着。この後久保のタクシー待ち合わせ場所まで1時間ほど更に下る。

あまり歩かれていない久保への踏み跡をたどる途中、フクジュソウを見つけた。この後迎えのタクシーで三好に出て帰阪しました

3/24 異常なほど暖かな3月を過ごしましたが、三嶺では思わぬ多量の積雪で朝が明け、吹雪の中を出発となり、北からの強風が冷たい。視界はかなり効くし、夏道が隠れてしまうほどの積雪量でもないので予定通り縦走することにしました。皮肉にも3月も終わりの今回の例会が今冬最も冬らしい天候となりました。幸い9時頃には吹雪は止み青空が覗くほどになったので、冬山の厳しさと春山の楽しさが味わえる山行となりました。

記:板谷 写真:山倉、板谷