オプション例会No.280

北飛騨・天生峠(あもうとうげ1289m)から天生湿原と籾糠山(もみぬかやま1744m)例会記録

概要

『昨年道路事情で中止した計画です、天生峠周辺は県立自然公園に指定され、高山植物やブナ原生林など雄大な自然がいっぱいです、ちょっと遅いですが高層湿原ではミズバショウの群生が見られるかも?、白川郷の合掌造り集落も興味があるところです』

日時

2019年6月22日(土)~23日(日)

天候

両日とも晴れ

担当

山倉康次、小椋勝久

集合

6/22 8:00 難波南都銀行前集合(マイカーに分乗)

行程

6/22 難波⇒阪高湊町ランプ入⇒阪高東大阪線⇒近畿道⇒第2京阪⇒京滋バイパス⇒名神高速⇒一宮JCT⇒東海北陸道⇒白川郷IC出⇒白川郷にて民宿(大田屋)泊、周辺散策

6/23 泊地⇒国道(酷道)360号で天生峠(約30分)~湿原水平探勝路~籾糠山往復~天生峠⇒マイカーで帰阪

参加者

黒澤百合子、村木正人、村木とも子、北山かな、板谷佳史、脇本勇二 ・・・ 計8名

 

6/22 高速で渋滞にも会わず予定より早く着き 日本初の高さ100mを超える大規模ロックフィルダム、御母衣ダムを見学する。さすが土木技師リーダーの説明に感心する

ロックフィルダムの詳しい構造について勉強しました

ダム岩盤上部に現れたカモシカも私たちに興味津々

白川郷 荻町城跡展望台にて

恒例の乾杯、民宿大田屋にて

イワナの塩焼き、飛騨牛などが並ぶ

6月22日
 難波南都銀行前で車2台に分乗し8時出発、渋滞もなく昼頃には白川郷ICを出て蕎麦屋で昼食、まだ時間があるので庄川最上流にある日本屈指のロックフィルダム御母衣ダムを見学に行き、ダムサイトの記念館で時間を過ごす。今日宿泊予定の合掌民宿に到着後は夕食まで自由時間としました。

6/23 AM6:00 宿の前にて記念写真

登山口でリーダーから今日の行程を聞く。環境整備協力金一人500円也

6:35 天生峠登山口を出発

30分ほどで天生湿原、モリアオガエルの卵が多数

籾糠山への登山道、度々立ち止まり野花の鑑賞

7:20 カラ谷分岐にて、後方が天生湿原

8:13 木平分岐にて小休止

8:40 籾糠分岐

9:10 籾糠山頂上(1744.2m)にて、後方は猿ヶ馬場山(1875m)

籾糠山から猿ケ馬場山を望む

山頂は思ったより狭い 私たちで一杯になる

山頂からの下降はブナ探勝路をゆっくりと下降する

天生湿原~籾糠山で見つけた花々

天生峠の入山受付には今現在見られる花の情報が提供されていて花の素人にはありがたいです

ゴゼンタチバナ

ツマトリソウ

ヨウラクツツジ

ラショウモンカズラ

ユキザサ

ノビネチドリ

リュウキンカ

ツバメオモト

アカモノ

ホウチャクソウ

ミツバオウレン

マイズルソウ

ズダヤクシュ

6月23日

 心配していた天候も今日は良好のようです、5時半に朝食を済ませ、6時に民宿を出発、国道360号線を約30分で天生峠駐車場(標高1290m)に到着、入山手続きを済ませ6時40分天生湿原に向け出発しました。20分ほど普通の登山道を辿ると天生湿原に出ます。ミズバショウの時期は遅かったようです、ここから奥へ進むと手厚く保護された領域になります。7:20カラ谷分岐着(1360m)、コースは3方向に分かれます、いずれもほぼ水平の太古の森の探勝路となっていますが、出会える自然がそれぞれ違います。登りは中心を登るカラ谷登山道を登ります、途中カツラ門と言われるカツラの巨木に出会えます、ブナの巨木も現れ、幅2メートルほどの渓流には15cmほどの岩魚が2尾悠々と泳いでいます。8:13籾糠山へ向かう分岐(木平分岐標高1520m)着。ここからは急な登りを2回で籾糠山に9:10着、下りはブナの原生林を辿り11:10登山口に下山し解散としました。

記:山倉 写真:山倉、小椋(勝)、板谷