オプション例会No.286

泉州山岳会創立80周年記念事業計画・4 再々実施

概要

『北アルプス北鎌尾根末端 宮本君の銅版プレート回収登山 過去に造られた個々の慰霊石や岩盤に填めこまれた慰霊プレートを回収して同じ慰霊碑に収める』

日時

2019年9月28日(土)~29日(日)

天候

9/28:曇り後小雨

担当

西村晶、本田和史

集合

9/28 5:30 七倉タクシー乗り場

行程

9/28  七倉⇒高瀬ダム~湯俣~千天出合 宮本君の銅版プレート回収~湯俣~高瀬ダム⇒七倉⇒大町⇒松田ゲストハウス(泊)

9/29 宿泊地⇒大阪

参加者

村浪義光、岡部一郎、(泉州山岳会)桝田誠寛、寺西正恵、大島稔、市川博史 ・・・ 計8名

6:10 高瀬ダムまでマイクロバスのタクシーで運んでもらう

8:00 湯俣山荘が見えてきました

8:40 ハーネス、沢靴に履き替えて 水俣川に架かる吊り橋を渡る

前方に古いフイックスザイルが垂れ下がっている 川床が2m程下がっている

ルートを探すのは大島さんと本田さん、的確にルートを見つけ出す、水量の緩やかな所を探しながら前進する。水温はそんなに冷たくない

腰までの深さは踏ん張らないと流される

地下足袋と草鞋の組み合わせは良いのだが草鞋の消耗が激しい

10:25 20数回の渡渉を終えてやっと千天出合に到着、千丈沢側周辺を探す。10分後にあったよーのコールが聞こえた

10:40 千丈沢を80m程登った右岸の大岩の左奥にレリーフが設置されていました

持参したお花とお酒を手向けました、やっと迎えに来たよと伝え、全員で黙とうを行う

11:30 少し紅葉し始めた千天出合を後に沢を下る

前方に水俣川に架かる吊り橋が見えてきた

13:10 帰りも20数回の渡渉を繰り返す、最後の渡渉で橋のたもとに辿り着く

13:40 アプローチシューズに履き替えてダムサイトを目指し歩き始める

湖水を眺めながらゆっくりと歩きたいのだが何故か急ぎ足になつてしまう

15:35 小雨が降り始めた頃にやっと高瀬ダムに到着 2時間を切りました

大町の薬師湯でさっぱした後にキャンピング・ハクバ・コテージMに向かいました、大きなログハウスでお風呂には温泉を入れてあるので疲れをとる事が出来ました

宮本君のレリーフ 黒くなつていたので表面の錆を取り除きました

皆様のご協力で過去に造られた慰霊石や岩壁に埋め込まれた慰霊プレートを回収して同じ慰霊碑に収める回収登山を全て終える事が出来ました。

 湯俣より水俣川を遡り千天出合までが今回の核心部で、距離は3Km程で3時間の予定です。

天候が雨の予報で2回も中止になり、今回も中止となると10月の沢は冷たくなり厳しさを増します。

 ルートのトップは大島さんと本田さん 川幅が広くて水深の浅くて緩やかな所を指示しますが、対岸に渡る所は流れも強くて深い所ばかりです。 昔の登山道は消滅しているので見つける事が出来ない、迷うことも無く渡渉を繰り返す、水温はそんなに冷たく無い。20数回の渡渉を繰り返して千天出合にたどり着く。

 レリーフの設置場所は末端を少し千丈沢側に入った所と明記されていたのて手分けして探すがなかなか見つけられない。ホーホイのコールの後に、あったよーのコールが聞こえた時は体の力が抜けました。持参したお花とお酒を手向けました、やっと迎えに来たよと伝え、全員で黙とうを行いました。

 帰りも渡渉を繰り返して早い時間に湯俣に到着しました。高瀬ダムより七倉までタクシーで移動してから大町の薬師湯に向かいあったかいお湯に浸かりました。宿泊先のコテージは大きなログハウスで石組みのお風呂には温泉が準備されていました。

 皆さんのご協力でやっと予定した慰霊石と慰霊プレートを全て回収する事が出来ました、ありがとうございました。

記:西村(晶) 写真:岡部、西村(晶)