オプション例会No.288

比良・獅子ヶ谷遡行

概要

『湖西線の車窓からも見える比良を代表する滝、楊梅ノ滝を懸ける谷を遡行します。と言っても楊梅ノ滝は巻きますから難易度は初級です』

日時

2019年8月11日(日)

天候

晴れ

担当

板谷佳史、山倉康次

集合

7:30 JR大阪駅中央改札口前(7:45発 新快速敦賀行きに乗車⇒8:49北小松着)

行程

北小松駅~涼峠方面登山口~楊梅ノ滝~獅子ヶ谷遡行~登山道~涼峠~滝見台~北小松駅

参加者

古松育代、駒井万生子、村木とも子、安岡和子、前田守、保木道代、脇本勇二 ・・・ 計9名

9:00 北小松駅の案内図で今日の行動説明

9:30 炎天の車道を歩き、楊梅ノ滝下の駐車場で入渓準備

楊梅ノ滝へ沢芯を行く

10:00 楊梅ノ滝雌滝着、ここは簡単に右岸を巻くことができる

10:20 楊梅ノ滝雄滝に着き全景を見上げる、滋賀県下一との宣伝どおりやはり立派だ

雄滝はこの後左岸を大高巻き

楊梅ノ滝雄滝を左岸からザイルを使って滝落ち口上流へ下降

落ち口へ立つ直前、きわどいトラバースがあって苦戦したメンバーもいました

12:20 高巻終了後楊梅ノ滝雄滝上流にて休息

シシ岩上流のチョックストーン滝、特長ある姿で現在地把握に最適

10メートルほどの斜瀑をシャワークライム

すでに緊張する大きな滝も終わり、すばらしいナメの遡行を楽しむ

13:45 遡行を終了し寒風峠・涼峠間の登山道へ出る

15:00 暑い暑い登山道を歩き楊梅ノ滝下の駐車場へ下山完了しました。このあと北比良駅に出て解散

 連日酷暑が続く中、連休で満員の湖西線でしたが、山の日にもかかわらず乗っている登山者は非常に少ないようでした。それでも我々は涼を求めて沢に向かいました。

 汗だくで登山口へ辿り着きましたが、沢水に足を浸けたとたん暑さは消し飛びました。楊梅ノ滝は下部に雌滝、上部に雄滝と分かれるが、いずれも直登は難しいので左右いずれかを巻き上がることになる。雌滝(15m)は右岸を簡単に巻ける。問題の雄滝(43m)だが一旦右岸の登山道に出てから落ち口に戻れば簡単だがごく普通の登山になってしまうので、あえて今回は左岸の踏み跡を拾って高巻くルートを取った。残置ロープも見かけたので使われてはいるようだが、岩場もまじえ3ピッチほどロープを使用した。高巻くと再び流れに戻るのに苦労することが多い、今回も不安定なトラバースに苦労した人もいました。その後は簡単なシャワークライムとナメの遡行が待っておりキャーキャー言いながらの沢歩きでした。

記:板谷 写真:山倉、板谷