オプション例会No.318

東北・八甲田山(1584.5m)と奥入瀬渓流 例会記録

概要

『ロープウェイのような観光気分を避けて秋の百名山・八甲田山の核心部を登ります。二日目には奥入瀬の渓谷美を遡って十和田湖へと向かいます。』

日時

2020年10月2日(金)~10月5日(月)

天候

10/3:晴れ後雨、/4:雨時々止む

担当

板谷佳史、杉本康夫

集合

10/2 7:18新大阪発ひかり638に乗車

行程

10/2 ⇒東京⇒東北新幹線⇒新青森⇒13:50青森着⇒(送迎バス)酸ヶ湯温泉旅館(泊)

10/3 泊地~酸ヶ湯温泉登山口~仙人岱~大岳(1584.5)往復~高田大岳(1552)~谷地温泉⇒(JRバス)奥入瀬渓流温泉~奥入瀬グリーンホテル(泊)

10/4 泊地~焼山~奥入瀬渓流~子ノ口⇒(JRバス)青森駅、20:00発弘南高速夜行バス乗車

10/5 ⇒6:20上野駅着⇒東京駅⇒新大阪着

参加者

脇本勇二、安岡和子、上野あさみ、村木とも子、保木道代、佐野雅美 ・・・ 計8名

10/2 13:55 青森駅で酸ヶ湯温泉の送迎バスに乗車。新型コロナウイルス対策で検温・消毒を受ける。

14:40 萱野茶屋で送迎バスの休憩中に見たロープウェイ山頂駅(右端の建物)と八甲田山

15:00 酸ヶ湯温泉旅館に到着。人気の温泉旅館だけあって賑わっています。

明日からの山行が楽しく良い天気になりますようにと乾杯

10月2日
 JRや送迎バスのきわどい乗り換え時間をこなして酸ヶ湯温泉にやってこられた。今回はGoToキャンペーンの恩恵にあずかって実質半額で宿泊できる。明日に備えて入浴と食事でゆっくりと過ごした。

5:26 朝早くの出発なので弁当を作ってもらいました。嬉しくて心ワクワクです。

5:33 駐車場前の登山口から出発です。

6:05 少し歩いた所で早速朝食にします。期待以上の豪華な弁当

6:54 正面の鞍部が仙人岱。紅葉が所々で見られます。このあたり硫黄の匂いが強く火山であることを実感する

仙人岱の木道。正面に見えるのが小岳。

7:25 仙人岱の水場で休憩。登山者が増えて乾燥化が進み湿地帯も狭まっています。正面が八甲田大岳です。

8:32 八甲田大岳に到着。雨が降る前で風が強いです。

小岳から正面の高田大岳へ向けての下りです。

10:23 田代平への分岐付近、かつての雪中行軍遭難を思い起こしながら、これからぬかるみが続くのでスパッツを着けます。

雛岳への分岐が過ぎていよいよ今日最後の登りです。雨もぱらつき出しました。

11:50 高田大岳(1552m)の山頂は雨降りと強風で寒いです。ここから谷地温泉まで下るのみです。

谷地温泉の少し手前のブナ林。この頃は一時雨も止んでいます。

14:20 谷地温泉に無事下山。温泉は開湯400年の日本三大秘湯で、冬でも温泉に入れるそうです。

谷地温泉からバスで奥入瀬渓流温泉のホテルへ。今日も温泉に浸かってくつろいだ雰囲気で今日の健闘をたたえて乾杯

10月3日
 早朝に出発したいので朝食は弁当にしてもらう。午後から天候は崩れそう、下山口でのバス時刻に間に合うかも気になり先を急ぐ。
高度が上がると紅葉も進んでおり草紅葉も輝いてすばらしい景観を味わえる。最高峰の八甲田大岳の登りにかかると非常な強風になるが雨にはならず順調に強風の山頂に立つ。寒くて長居はできず仙人岱の分岐に戻って高田大岳への縦走路へ入る、とたんに人は減ってほとんど会うこともない。雨混じりの強風の中高田大岳に立つ、休憩は風を避けてハイマツの陰でとなる。あとは谷地温泉に向け時折雨脚が強くなる中ほとんど一直線の路を下る。バスの時刻には余裕を持って下山出来てホッとする。二日目の宿も良い温泉に入れました。

8:27 今日は時間に余裕があるのでゆっくりの出発です。雨が降っていても奥入瀬渓流に心ウキウキです。

9:46 奥入瀬渓流の案内板でコースの概要を確認する。

ブナの大木が倒れた後に若いブナが育ってブナ林を造っています。

昨日、今日と雨が続いて少し水量が多いように感じます。

阿修羅の流れ。流れが激しいようです。

千筋の滝(以下銚子大滝以外は全て支流に懸かる)

雲井の滝 バスや車から降りて立ち寄るだけの観光客も多いですが、我々は徒歩で全長約15Kmの完歩を目指しています

穏やかな流れです

不老の滝

九段の滝

銚子大滝。奥入瀬本流にかかる唯一の滝で、この滝で魚留めとなり十和田湖にはかつて魚が住んでいなかったと言われています。

14:34 十和田湖の子ノ口に到着。バンザーイです

10月4日

 今日はハイキング気分で辿れるとタカをくくったのがいけなかった、宿を出たとたん方向を間違えて皆さんに30分以上遠回りをさせてしまった。

ルートに乗ってしまうと散策路と説明板を辿るのみ。途中売店、トイレなど適度に配置され雨の中ではありますが、楽しく辿りました。源流が十和田湖といういつもの沢登り例会にはあまりない渓流歩きでした。

奥入瀬渓流の終着地、子ノ口からのバスにも余裕を持って到着でき今日もホッとする一日でした。青森駅に戻り空路組と夜行バス組に分かれ、解散しました。

記:板谷 写真:杉本、板谷