オプション例会No.340

果無山脈縦走(冷水山1,262.3m)近畿の山リレー登山No.32 例会記録

概要

『秋の果無山脈を縦走します。熊野川・日置川・富田川・日高川の4つの分水嶺を分け〈谷幽かにして嶺遠し、因りて 無果という〉から果無山脈の名前が付いたと言われる。18kmの縦走です。その昔、怪物がいてハテ(年末20日)の日に現れ旅人を食らって旅人がナシになったことから果無と言われた。諸説あり』

日時

2020年10月23日(土)~24日(日)

天候

二日とも快晴

担当

小椋勝久、杉本康夫

集合

10/23 7:45 JR天王寺駅(天王寺駅発7:54発特急くろしお1号新宮行き乗車⇒9:30紀伊田辺駅着)

行程

10/23 紀伊田辺駅⇒(タクシー)ヤマセミの郷~果無登山口~和田の森~安堵山~冷水山(泊)

10/24 泊地~P1155.6公門の崩の頭~P 1124ブナ平~果無峠~七色分岐~道の駅奥熊野⇒(バス)紀伊田辺駅

参加者

有永寛、上野あさみ、北山かな、村木とも子、安岡和子、大森朋江、小椋美佐 ・・・ 計9名

10/23 11:28 タクシーを降り果無越登山口で出発の準備。

いよいよ出発。天気は上々最高の登山日よりです。

和田の森への今日最初の登りはしんどいです。

和田の森を過ぎ北方を望むと大塔山系の展望が素晴らしい。

14:33 安堵山に到着。あいにく樹木に遮られ展望が利きません。

15:00 登ってきた方向を振り返るとかすかに海が望めました。

15:42 黒尾山に到着。冷水山はもう少し

16:16 冷水山に到着。風が強く寒いです。ここから風を避けてテント場を探します。

16:40 風はうなりを立てていましたが、風も当たらず絶好のテント場を見つけました。
ブルーシートですが月明かりもあり快適です。

10月23日 JR紀伊田辺駅からタクシーに分乗しヤマセミの郷登山口へ向かう。 ネットで調べると登山口まで車で1時間程度との情報、11時から登山開始と考えていたら安全運転と悪路。まるでポツンと一軒家のロケのような道でかかった時間は1時間半以上。時間を気にしながら登山口で挨拶を終え出発。 登山口から和田の森までは500m程度の登りを、息を切らせながら登る。ここからは100m程度のアップダウンの連続。整備された森の中の登山道をにぎやかな声と共に歩くと1時間半程度で安堵山に着く。今日は登り始めが遅かったので行けるところまで行きテントの設営なので先を急ぐ。林道と交差しながらの登山道、スリリングな所もなく 単調な道だがたまに熊野大社の鳥居や紀州の山々を見ることができ楽しむことができた。黒尾山を過ぎ冷水山に着く。冷水山から尾根伝いに東に10分程度行ったところに キャンプ地に最適なところがあり、そこで養生シートをテント替わりに北風の中 食事を取り就寝した。

10/24 6:38 出発の準備。今日も朝から天気が良く気分上々

快適な樹林の中を進みます。

おいしそうな茸が生えて食欲をそそります。

8:28 公門ノ崩の頭から少し進んだところで樹間から大峰山脈の眺望が開けました。

9:11 ミョウガタワから少し進んだところで熊野川が望め大鳥居も見えました。

9:58 ブナの平の峰。ここからも熊野川や大鳥居が望めます。

11:09 果無山脈の由来、果無山に到着。峠はあと少し

11:21 果無峠に到着。あとは登山口まで下るのみで心が浮かれます。

道ばたにはリンドウの花があちらこちらに咲いています。

14:06 八木尾バス停前晴れ晴れとした顔です。

道の駅奥熊野古道ほんぐう前のバス停で満足感が顔に出ています。

果無山脈縦走GPS記録(ジオグラフィカ+カシミール3Dにより、記録:上野、作成:板谷)

10月24日 翌日も快晴、十分な睡眠もとることができ、軽い足取りで出発。カヤノダンから公門崩の頭を通りブナ平へ着く。 ブナ平は杉の木が多くブナはない。ピーク直下にブナの平地がありそこのことを指すのかと考える。二日目も単調な道が続くが大峰の山々や熊野大社の大斎原の大鳥居が見え少し気を和ませてくれました、果無山脈最後のピーク果無山につけば10分ほどで果無峠へ着く。休憩を取り高低差1000mほどの下りを下山する。長い下り坂をうんざりしながら2時間程度歩くと国道168号線に出る。ちょうど道の駅奥熊野行きバスが来たのでバスに乗り目的地に着いた。そこから路線バスに乗り換え紀伊田辺駅に向かう1本早い電車に乗ることができ田辺駅で解散する。

記:小椋(勝) 写真:杉本