オプション例会No.344

鈴鹿・御池岳~(1,247m)~藤原岳(1,009.5m)~竜ケ岳(1,099.3m)「近畿の山リレー登山No.34」例会記録

概要

『鈴鹿7マウンテンズのうちの二座、藤原岳・竜ケ岳を登ります。御池岳は鈴鹿山脈の最高峰で山頂のカルスト台地はテーブルランドと言われた広大な大地が広がります。』

日時

2021年11月27日(土)~29日(日)

天候

11/27:雪、11/28:晴れ、11/29:晴れ

担当

杉本康夫、小椋勝久

集合

11/27 7:15 JR大阪駅中央改札口前(7:30発新快速・近江塩津行に乗車⇒8:50彦根駅着)

行程

11/27彦根駅⇒(タクシー)鞍掛トンネル西入口~鈴北岳~御池岳~奥の平~白瀬峠~藤原山荘(泊)

11/28 泊地~藤原岳~竜ケ岳~石榑峠~三池岳~八風峠~八風ロッジ(泊)

11/29 泊地~三交バス田光バス停⇒(バス)四日市駅

参加者

村木とも子、安岡和子、佐野雅美、上野あさみ、大森朋江、小椋美佐 ・・・ 計8名

11/27 10:50 鞍掛トンネル西口 登山口にて

鞍掛峠に着くころはみぞれになる

鈴北岳直下 本格的な雪になる

11:40 鈴北岳

日本庭園は雪で何も見えません

12:35 御池岳

御池岳テーブルランドの樹氷

13:45 カタクリ峠

冷川山 雪の中ひっそりと山名を記したプレートがあった

14:45 白瀬峠着

頭陀ケ平 送電線の風切り音が寒さを一層感じさせる

天狗岩直下の白瀬峠分岐を通り藤原岳の荒涼としたカルスト台地にさしかかると眼下に藤原山荘が見えてくる

16:20 藤原山荘到着

藤原山荘からの夜景

御池岳~藤原山荘GPS記録(ジオグラフィカ+カシミール3Dにより、記録:上野、作成:板谷)

11月27日(雪)前日までの小春日和で穏やかな天候から一転して、今日は西高東低の冬型の気圧配置に変わり寒々とした天候になった。鞍掛トンネルまで上がってくると稜線は雪化粧している。登り出す頃には雨は止んでいたが樹間から雨のしずくが落ちてくる。鞍掛峠からは雪に覆われ稜線上は晴れて風が強く風を避けて休憩する。御池岳まで登ってくると約1cmの積雪で風が強い、雪が止んでいるので眺望は抜群だ。ここから見るテーブルランドはただの雪原である。靴の底には雪が団子状態に付着し絶えず雪落しをしないといけない。藤原山荘の宿泊者は少ないだろうと思っていたが10人ほどの先客があり私たちが入ると満杯状態になる。夜、風がまだ強い状態であったが晴れているので四日市の明かりが遠くに見える。

11/26 藤原山荘から日の出を見る

7:10 藤原山荘を出発

藤原岳直下の緩やかな登りを登攀する

7:40 藤原岳到着

藤原岳より御在所岳方面を望む

藤原岳からの下りは登りとは違いかなり急だ。慎重に下降する

竜ケ岳付近に来ると雪解けで登山道は悪路になる

13:15 竜ケ岳到着

竜ケ岳からの急な下りを下りていくと重ね岩に着く

三池岳への道は雪が残っている

三池岳より竜ヶ岳を望む

17:00 三池岳

藤原山荘~八風ロッジGPS記録(ジオグラフィカ+カシミール3Dにより、記録:上野、作成:板谷)

11月28日(晴れ)朝のうちは風も弱く楽しい登りが藤原岳まで続く。山頂からは、富士山は見えないものの白山、御嶽山、乗鞍岳、中央アルプスなど360度の眺望だ。多志田山はピークを行かずトラバース道を選ぶが踏み跡が判りづらく通過に手間取る。竜ヶ岳の登りからは風はあるが日当たりも良く道は泥田を歩いているようだ。このあたりまで来ると登山者が急に増えだした。みんな日だまりハイクのような軽装で歩いている。登山口から近く簡単に登れて人気の山のようだ。石榑峠まで車で来られるので峠まで下るのに結構人とすれ違う。ここから八風峠までは合う人もなく静かな山旅だ。八風峠からの下りで谷筋に降りる頃には日没となる。ヘッドランプをつけ地図を確認しながらの下りは時間がかかる。八風ロッジで昨日、今日の山行を話題にビールで乾杯。

11月29日(晴れ)今日は昨日までの寒さ、しんどさから解放されのんびりと集落の中をバス停まで歩き例会を終了しました。近畿の山リレー登山の最後を冬山を感じながら楽しく終えることが出来きたのが良かったです。

記:杉本 写真:小椋(勝)