オプション例会No.365

白山山系・薙刀山(1647.2m) 例会記録

概要

『残雪の薙刀山から野伏ケ岳へ向かいます。頂上から見る白山連邦は圧巻です。』

日時

2023年3月18日(土)~20日(月)

天候

曇りのち晴れ

担当

小椋(勝)、杉本

集合

3/18 7:00 難波・南都銀行前 集合次第出発

行程

3/18 阪神高速⇒名神⇒東海北陸道⇒白鳥IC⇒国道156⇒白山中居神社付近駐車~泊地1097.2m付近(泊)

3/19 泊地~推高谷~P1170~薙刀山南東尾根~薙刀山~野伏ケ岳~野伏南東尾根~泊地~テント撤収~駐車場⇒カルビラ石徹白(泊)  歩行時間:8.0時間

 

3/20 泊地~帰阪

参加者

大森 安岡 上野 小椋(美)西野・・・計7名

     

12:55 雨も上がり白山中居神社で西野君と合流し出発です。

みんな気分はワクワクです。

出発してすぐに林道は雪です。

ガスって来ましたがこの時だけです。

15:40 今夜のねぐら和田牧場跡地にテントを設営

18日 朝から雨模様の中、出発する。昼からは上がっていくとの天気予報。白山中居神社に12時に着く予定なので昼までには雨が止むだろうと思いながら車を走らせる。標高の高いところでは山は雪模様とのことなので、心配していたが雪の影響も無く予定通り目的地白山中居神社の駐車場に着く。駐車場に入ると西野君が先着していて笑顔で迎えてくれた。積もる話もあるが時間もないので急いで支度をし、出発する。雪のつづら折りの林道歩きは踏み抜くことが多く歩きづらい。途中ショートカットで尾根道に入るがこの時期の山道は踏み抜くことが多く足元を気にしながら歩き泊地和田牧場に到着する。 早々にテントを張り夕食を食べ就寝する。

薙刀山を背に出発の準備、頂上も赤みががっています

野伏ヶ岳も少し赤くなってきれいに見えます

6:15 薙刀山と野伏ヶ岳の2山の登頂に期待と不安とワクワク感で緊張気味です

黄金色に染まる野伏ヶ岳

推高谷へ下降

ロープの取り扱いのプチ講習

アイゼンを着けての登りはしんどいです。この時間はまだ雪が締まって少しは楽です

やっと平たんな場所に出ました。後方は野伏ヶ岳です

薙刀山から野伏ヶ岳に続く稜線上に張り出した雪庇の間を抜けて稜線に出ます。紺碧の空が最高です。

薙刀南部稜線の雪庇

まだまだ登りは続きます。今日は1日この紺碧の空とお付き合いです。

10:50 薙刀山の頂上で笑顔がこぼれます。後方は白山、別山、三ノ峰

野伏ヶ岳への最後の登り。

野伏ヶ岳直下の稜線

野伏ヶ岳へ

野伏山頂からのパノラマ

野伏ヶ岳の頂上からは御岳山、乗鞍岳が望まれます。2山登頂の満足感で満面の笑みです

野伏ヶ岳からの下山

15:30 テント場まで下山し達成感を胸にテントを撤収して下山です

17:20 白山白居神社に帰ってきました

宿の食事のビールは最高においしかった。

宿舎の駐車場からも今まで登ってきた山々が見えます。

薙刀山から野伏ケ岳GPS記録(ジオグラフィカ+カシミール3Dにより、記録:上野)

 

19日 朝起きると快晴、野伏ヶ岳が朝日に照らされ黄金色に輝いていた。山脈の北には薙刀が見える。二つの峰を見ながらルートを確認する。あの山を登って行くのかと思うとわくわくして来る。挨拶を済ませ歩き始める。

和田牧場は広く起伏は10mぐらいの丘陵が重なり読図が難しい。ただどこを通っても薙刀山南東尾根にはたどり着く。広い牧場跡を歩いていくと蛇行した小川が行く道をふさぐ。渡渉できないので渡れるところを探し先に進む。推高谷に差し掛かると高低差がありロープを出し下降する。谷を越え薙刀山南部の尾根を登るとなだらかな尾根に着く。薙刀から野伏、御嶽と一目で見わたすことができ一休みする。

そこから薙刀南部の稜線へ雪庇の間を抜け出る。

薙刀山頂上から見る白山は白く神々しい姿で我々を迎えてくれた。

山頂からの名残惜しい景色を後にして野伏ヶ岳へと向かう。野伏北方稜線は牛の背のように広く少し傾斜もあるが歩きやすい。途中クラックに気を付けながら野伏山頂に立つ。一休みしシャーベット状の雪の尾根を下山する。

泊地に戻りテントを撤収し駐車場に向かう。下山後カルビラ石徹白で一泊し翌日帰途についた。

記:小椋(勝)、写真:杉本、小椋(勝)