オプション例会No.368

屋久島・宮之浦岳(1935m) 例会記録

概要

『洋上のアルプスと言われ国立公園に指定され世界文化遺産にも登録されている屋久島の稜線を縦走し、下山後はカヤックで安房川をツアーします。』

日時

2023年5月12日(金)~16日(火)

天候

5/12 曇り  5/13 雨  5/14 曇りのち晴れ  5/15 晴れ  5/16 晴れ

担当

小椋(勝)、山倉

集合

伊丹空港

行程

5/12(金) 伊丹空港⇒屋久島空港⇒観光⇒水明荘(泊)

5/13(土) 泊地⇒白谷雲水峡⇒大川の滝⇒千尋の滝⇒水明荘(泊)

5/14(日) 泊地⇒淀川登山口~宮之浦岳往復⇒水明荘(泊)

5/15(月) 泊地⇒屋久杉ランド~太忠岳往復⇒水明荘(泊)

5/16(火) 泊地~午前中 安房川カヤックツアー 午後帰阪

参加者

大森 佐野 村木(正) 西向 中川 駒井 原(康) 中原(正) 中原(俊) 山倉(知) 渡辺 小椋(美)・・・計14名

               

5月12日 屋久島空港着

初日の民宿にて乾杯、明日から頑張りましょう

5月13日 10時半 白谷雲水峡入口の四阿にて出発準備

小雨の中傘をさして足慣らしのトレッキングに出発

屋久杉のトンネルをくぐります

苔むす森にて、まるでジブリの世界です

2時間ほどのトレッキングで入口の吊り橋へ戻りました

大川の滝

千尋滝にて

   

13日 天気予報通り朝から雨。縦走組も予定を変え14日に全員で宮之浦岳往復に変更し、この日は島内観光。タクシーで白谷雲水峡駐車場へ。そこから太鼓岩往復コースで苔むす森へ向かう。途中屋久島の澄み切った谷と森の中をマイナスイオンに浸りながら歩く。
もののけ姫のイメージとなった苔むす森は何とも幻想的な風景で心を癒してくれる。下山後は滝めぐり、車で大川の滝、千尋の滝を見学し泊地へもどる。
   

5月14日 6時宮之浦岳への淀川登山口で出発準備

淀川小屋を過ぎ、淀川を渡ります

8:30花之江河にて

 

9:40投石平付近、深い森を抜け低木帯へ

屋久サルが笹の新芽を食べています、人には目もくれません

栗生岳付近から宮之浦岳を望む、もう少しです

11:45宮之浦岳にて、約6時間の登りでした

永田岳を望む

栗生岳

14:45花之江河まで下ってきました

17:00登山口へ下山、11時間の行動でした

   
14日 早朝5時にタクシー会社の中型バスに迎えに来てもらい出発。
曲がりくねった安房林道をバスは高度を稼ぎながらエンジン音を響かせ走っていく。眠い目を開けるとAM6:00。そろそろ淀川登山口に着くころだ。
淀川登山口で支度をして歩き始める。小一時間ほどで淀川小屋に着く。少し休憩し花之江河、黒味別れ、投げ石平を過ぎ粟生岳を超えると宮之浦岳に着く。ここまでの道は屋久島と云う島の中と思えない、まさに洋上のアルプスだ。 宮之浦岳山頂は登山者が多く早々に引き上げる。下山道は登ってきたときは、あまり感じなかったが長い。粟生岳、投げ石平を過ぎやっとで花之江河に着く。花之江河、投げ石平は景観がよく休憩するには絶好の場所だ。
ここで休憩し淀川小屋まで下山する。淀川小屋は早朝とは違い多くの登山客でにぎわっていた。淀川小屋から登山口までゆっくり下山し帰路に就く。
   

5月15日 9:30 今日は太忠岳へ、ヤクスギランド入口にて

荒川を渡ります

太忠岳への分岐、四阿で一休み 

11:30行程の約半分で休憩、先は長いです

頂上は左の岩峰でした

頂上岩峰、頂上へは登れそうにありません

13:30頂上基部にて

下りも恐る恐る、ひやひやです

半分ほど下ってきました、皆さん少々お疲れです

16:30 登山口までもう少しです

民宿ロビーで健さんの落語を堪能させていただきました

 

                  今日も宴会で〆となりました

   
15日 今日も快晴 当初の予定を変更し太忠岳へ。屋久島の移動はどこに行くにしても車が必要だ。早朝にタクシーに迎えに来てもらい屋久杉ランドに向かう。まだ早いせいか、平日か?あまり観光客は見ない。
屋久杉ランドで受付を済ませ遊歩道を歩き始める。途中1000年杉を見学し歩道を歩いていくと四阿が現れる。ここからは遊歩道から外れ世界遺産の中の登山道になっていく。
宮之浦岳への登山道もそうだが、ここも本州とは違う澄み切った水に深い森、熱帯から亜寒帯に属する多様な植物が覆い茂っているせいなのだろうか独特の雰囲気がある。その登山道をマイナスイオンに浸りながら少し歩くと天文の森に着く。少し休み山頂へと向かう。
高度が上がるにつれ花崗岩の巨岩が現れ始める。巨岩を巻きながらしばらく歩くと山頂に着く。そこには高さ50mの天柱石が現れる。横に広いテラスがありそこにロープを伝って上がる。山頂もそうだがあまり人はいない、私たちパーティーだけでテラスからの景色を楽しむ、直下の安房の町から遠くは種子島まで望むことができた。しばらく素晴らしい景色を堪能し登山道を戻り帰途に着く。
   

5月16日 カヤックツアー出発前 インストラクターによるライフジャッケット装着チェック

乗るのに結構時間がかかりました

いざ安房川へ

ポーズをとる余裕も出てきました

 

途中の中州へ上陸しました

最初は緊張してたのに、余裕ですね

10:30ツアーも終了し上陸

12時民宿出発前、前列右端がおかみさんです お世話になりました

    16:50全員無事大阪空港へ帰り、解散としました 

   
   
16日 最終日 私自身楽しみにしていたカヤックツアーだ。
インストラクターから装備、パドルの扱いなどの説明を受け各々色鮮やかなカヤックに乗り込む最初は慣れない手つきであちこちに進んでいたが暫く立つと思い思いにカヤックを扱い上流へと向かう。
安房川は澄って青い空の下カラフルなカヤックが浮かぶ最高のロケーションだ。 途中、中州に上陸しインストラクターから屋久島の説明を聞く。
そこから少し上流に行き時間がないので引き返す。まだまだ先に行きたいが仕方ない。上陸後 宿に帰りタクシーを待つ。最後にお世話になった水明荘のおかみさんと記念写真を撮り帰阪の途に就いた。
   
私自身仕事に追われる毎日で休みもなかなか取れない中4泊5日という長い休みを取り行った屋久島はいろんな意味でよい体験をさせてくれました。
機会があれば、いや、作りもう一度行き屋久島の山と川を堪能したいと思います。
   
 

 

記:小椋(勝)、写真:山倉(康)、村木(正)、小椋(勝)