一般例会No.655

(ベーシック登山No.62)日吉大社~比叡山・横川中堂~西教寺
例会記録

概要

『比叡山千日回峰行飯室谷道の一部を踏破し、今年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公明智光秀の菩提寺を訪ねます。』

日時

2020年11月15日(日)

天候

晴れ

担当

野原勇、板谷佳史

集合

7:45 JR大阪駅中央改札口前 (8:00発 新快速・米原行き乗車、京都駅乗換、8:41発 湖西線・近江今津行き乗車、8:59比叡山坂本駅下車)

行程

比叡山坂本駅~日吉大社~八王子山~比叡山・横川中堂~飯室谷~西教寺(明智光秀菩提寺)

参加者

脇本勇二、三原秀元、保木道代、安本嘉代、上野あさみ、大森朋江、喜多田恵美子、實操綾子、安本昭久、河合幸夫、佐野雅美、中村仁紀 ・・・ 計14名

9:05 比叡山坂本駅前にて朝の挨拶後、リーダーから今日のコース説明を受ける。テスト参加者一名ありました

日吉大社の境内へ入って行く、最高の天気の元での紅葉とあって大勢の人出、だが登山者は少ない

境内の紅葉の鮮やかさ

奥宮(三宮宮、牛尾宮)に登りつく

10:07 ご神体の岩の下で最初の休憩

岩の上に上がると琵琶湖の全景が見渡せる

八王子山へと登っていく

10:25 八王子山の山頂、山名を現すものは何もなく神体山、聖域を示す縄張りのみ

横川中堂への道をたどると目の覚めるような紅葉が続く

12:13 横川中堂境内で昼食

昼食後、飯室不動寺に続く道を下って行く

14:10 西教寺に到着し、拝観しました

大河ドラマのおかげで西教寺はさすがに人が多かったですが、落ち着いた雰囲気で静かな寺でした

明智一族の墓があります

光秀の妻煕子の墓もあります、煕子を詠んだ芭蕉の句が紹介されていました

「月さびよ 明智が妻の 咄せむ」

15:08 拝観後、西教寺総門前にて解散となりました

 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」も佳境に入ってきました。今日の放送では織田信長軍が朝倉義景軍との「金ヶ崎の戦い」で義弟・浅井長政の裏切りに会い京都に敗走、態勢を立て直し巻き返し図る。来週以降の放送からいよいよ「金ヶ崎の戦い」の敗因となった織田信長の妹(お市)の婿(浅井長政)を攻める「姉川の戦い」を経て朝倉義景・浅井長政を滅亡に追い込み、比叡山焼き討ちへと話は展開していきます。

 今日は天気も良くポカポカして絶好のハイキング日和となった。登山口は日吉大社東本宮の直ぐ横、段差のきつい石段を経て、奥宮(三宮宮、牛尾宮)まで続く七曲りの急坂を登る。坂本の町と琵琶湖を眼下に奥宮で小休止、八王子山頂上から三石岳を目指す。登山道は迷うことのない整備された道。三石岳はハッキリした登路がないため割愛、横を巻く。横川中堂への途中にある「日本生命慰霊宝塔」の紅葉は赤色、黄色、橙色など太陽の陽に透かされ、参加者の多くがカメラを向けるほどの素晴らしい紅葉、黄葉でした。横川中堂前のベンチで昼食大休止。

 昼食後、再度来た道を引き返し「日本生命慰霊宝塔」の横から飯室不動寺に続く長く急な下山道を下る。飯室奈良坂の登山口到着13時55分、登山前に予測していた14時の5分前。ほぼ予定通りでした。

 その後明智光秀の菩提寺である西教寺を拝観。比叡山焼き討ちで西教寺を灰にした本人が坂本城城主に着いた後、再興に尽くしたということで、死後同寺に埋葬されることになりました。明智光秀というと「本能寺の変」で謀反人というイメージがありますが、坂本城下の領民にとっては良い領主だったようです。

 2017年1月の逆コース例会時に、西教寺総門から見た雪道に一直線に続く参道を歩いてみたいという想いを季節は違いますが達成することができました。

記:野原 写真:板谷